Archives by Month:
Archives by Category:
Entry: main  << >>

おいてけぼりブルース * ユキムラ

ユキムラさんの感想、ここに一個も書いてない。
ちょうどブログ始めたくらいの時は、もうユキムラさんあんまり読まなくなってた時期だったからかなって思います。前は好きだったんで読んでたんですけど、途中からちょっと違うなあと思い始めて読まなくなってたんです。が、これは面白いって友達に教えてもらったので久しぶりに読んでみたところ、ほんとに面白かった!で、ついでなんでユキムラさんのを全部まとめて感想上げよう、いつかやろういつかやろういつかやろう…と思ううちに物凄い月日が流れた…。
もう纏めて全部書くのは諦めた。とりあえずこれだけ書こ。

えーとこの短編集、面白かった!サラリーマンが多めでした、表題作と、隣人の家に間違えて入る話が一番好きだった。でもその他の話も面白かったです。

以下ネタバレます。




表題作はセフレ関係にあるサラリーマン同士のラブで面白かった。のんびり屋の攻の人と、せっかちな受の人。受の人は攻の人の事を凄く好きなんだけど、二人の間に好きだ何だという言葉がないから、相手の気持ちに確証が持てない。
おいてけぼりって言うのが可愛いよね。気持ちも立場も置いてけぼり。好きな人にどうやっても自分は一人で取り残される。自分ばかりが取り残されて、自分ばかりが追いかけている。そういう切ない気持ちを持て余して数年、自分に見合い話が持ち上がって、相手の気持ちを初めて試そうとする。
マイペースな人を相手にしていると、自分ばかりが一生懸命な感じがして凄く焦燥を感じることがある。この受の人の気持ちがよく分かるなあと思ったし、受の人は泣いたり怒ったり傷ついたりしてて、生き生きしててよかった。攻の人の優しげな眼差しもよかったな。

金持ちの家の坊ちゃんと庭師の話はなんかよく分からなかったんだけど…でもまあ割と面白かったかな。

同居していた友人同士が別々に暮らす事になる話。これ面白かった!片方が片方への募る気持ちを持て余して、それをお互いに気付いていて、一緒にいるのが辛くなって別居する事になる。
触りたい、触れない、という葛藤が凄く苦しげでよかったなあ。夜のベッドで、見つめられる方も見つめる方も熱くて苦しい時間だったろうな。その苦しさがよく伝わる。

サラリーマンの年上受の話、これもよかった〜。
年上の人のぐるぐるぶりが可愛くて、切なくって、恋している感じがして凄くよかったです。
こういう、普通の年上受がほんと好きだ。…普通の年上受ってなんじゃろ。

あと次のお隣さん受、これも好きだった!!
振られた相手を忘れられずにいる人と、部屋を間違えてしまった事から知り合いになって、失恋で落ち込んで不安定な状態になっているのを、自棄を起こさないように見張るようになって…という話なんですが、この失恋した人がどうしようもないというか情けないというかで、この情けなさが良かった。自分が何をしでかすか分からないから見張って欲しい、と隣人に頼むんですね、見返りは身体。しかしそんなように関わって体の関係になっていくと、やっぱり情が沸くもので、攻の人は隣人に少しずつ心を奪われる。がしかし、彼の心はやはり自分を振った前の男の元にあって…というところで攻めの男が面白いんですよ、家に来い!ってカッコよくてすっきりした。この話は受の人のぐずぐず加減と、攻の人の潔さがよい対比だなあって思います、面白い。
こういう情けない、ぐずぐずした男を読むのって好きなんですよね、情けない男とか、神経質な男とか、ぐずぐず優柔不断な男を、恋愛マンガで読みたいって思う。ある程度のリアルを持って。

最後の、別れた人とまた出会って…と言う話。
なかなかに急展開マンガだった。でも急展開な割には、あっさりな感じがしないっていうか、割と面白かった。
6年って相当ブランクあるよなあ、6年もずっと離れていて、会った途端にお互いを受け入れるなんて、なかなか都合がいいなあと思っていたらまた危機が…!と、えらい短いページに色々詰め込んであるんですよね、それでも割に面白かったというのが不思議です。気持ちのすれ違いとかぶつかり合いが面白かったのかも。
でもきっともうちょっとページ数欲しかったのではあるまいか。




拍手する
Catergory in [comics : や]その他 comments(0) -
Comment
Leave a Reply








Submit
with Ajax Amazon