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O.B.1 * 中村明日美子

出ましたね〜!待ち遠しかった!読みたかった!やっと読んだ〜。
同級生シリーズで出てきたそれぞれのカップルやわき役たちのその後とそれまでのオムニバスです。メインはやっぱり佐条と草壁くんのその後で、それぞれの短編の間に彼らの話がちゃんと挟んであるんだけど、でもわき役たちの話も凄く味があって面白かったなあ。明日美子さんってどんな短編でももの凄く面白いから、どの話も読み応えがあって素敵だった。

一巻に入ってるのは佐条と草壁くんのその後と、佐条の大学でできた友達の話と、原先生の友達のコマっちゃんの話と、有坂先生と響の話の途中まで。

草壁くん、やっぱカッコいいなあ…。好きだー!!
でも響も好きだかわいい〜。

OB2巻の感想はこちら→ O.B.2 * 中村明日美子

同級生シリーズのめっちゃ熱い感想色々はこちら→
卒業生 -冬・春- * 中村明日美子
卒業生 限定小冊子 * 中村明日美子
「同級生」「卒業生」公式ファンブック~卒業アルバム * 中村明日美子
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空と原 * 中村明日美子
空と原(CD) * 中村明日美子

以下ネタバレます。



京都に行った佐条の家に草壁君が遊びにきたという話。
よかったなあ…。何気ない日常の一コマが描いてあるに過ぎないんだけど、行動の一個一個、仕草の一個一個に恋心が見える…お互いの。見えるように明日美子さんが描いているんだと思う。そういうとこが明日美子さんの凄いところですよね、空気に恋心を載せちゃうっていうのが。ちゃんと載って見えるもんな。

普段から一緒にいられないんだから、普段は会いたくて会いたくて、会えるのが待ち遠しくてしょうがないはずなんだよね。でも長い間顔を見ないでいて、すぐにいつものお互いの空気になれるかというと、やっぱりすぐってわけに行かないよね。近づきたいんだけど、どういう態度とっていいかわからない。慣れた空気ができあがるのに少しの時間がかかる。そういうはにかんだ、もどかしい距離感みたいなのが、凄く見えた気がする。
そんでたぶん、そういう風に距離を縮めるのって、草壁くんより佐条のが苦手だよねきっと。草壁はもちろんそれをわかってくれている。
だって、来る日を勘違いしてたの佐条の方じゃん。せっかく会えても佐条は勉強しなきゃならなくて、ほったらかしにされてるのに全然怒らないし。拗ねないし。そりゃ、相手の用事を優先してあげるべきかもしれないけど、なかなかそうそう割り切れる?いや、割り切れね〜。十代の若い恋心、なかなかそんなに収まりつかない。十代じゃなくても難しい。きっと拗ねる。きっとむくれる。だから無駄に喧嘩してしまったりするんだし。
けど、草壁くん絶対むくれないじゃん。まず相手のことを先に考えてあげられるなんて、できた子だよ…悟り開いてんじゃないのこの子。
いやでも、寂しい気持ちもあるんですよ。きっとあるんですよ。でも佐条に向かって出さないようにしているっていうのが健気で可愛くて、えらい子だなあと。
布団に潜り込んで寝てる佐条、可愛かったね…。
いつか一緒に風呂に入れればいいね。草壁のつましい夢…。

佐条と、大学でできた友達、城ノ崎の話。
城ノ崎くん、入試の時に佐条のキスマークに気付いたんですね。それで気にかけてて、近づいて友達になるわけだけど、この子の目から見る佐条が、色っぽくて可愛くて凄くドキドキした。長年愛でてきた子を自慢するような気分よ。ね?佐条可愛いでしょ、そんじょそこらにはいないよこの子は〜!と城ノ崎に鼻高々な私であった。
いや、そんな気分になるよね〜。同級生シリーズ始まって以来の佐条の初友。知らない環境で友達作れるのかなこの子…と思ってたけど、いつもと変わりのない、全く飾らない自然体の佐条だったな。少しはにかみながら緊張しながら、声をかけてくれた人に返す短い言葉が愛しかった。
そんで、ちょっとためらいながらも、男の恋人がいることを隠さずにいてさ、弱いようでほんと強い子だね、いつも自分を作らず、自分自身でいられる子ていうか、芯が揺らがない。ま、頭がいいってことよね。
友達できたことを草壁が凄く喜んでて、本当にまっとうないい子だな。でも気持ちわかる。私も嬉しい。

城ノ崎がまたいい子でよかったなあ。ちょっと佐条に懸想してたけど、まあ気の迷いだろう。佐条ってちょっと、そういう色気みたいのあるんだろうな。
あの女の子もいい子でよかった。思いがすぐ諦められるようなものでよかったよ。それもちゃんと最初の方で佐条がはっきり打ち明けたからだよね。
佐条の「僕はもとからそうだけど、あいつはどうかな…」って言ったこの一言が心にぐっと来たな。それはもう、ずーっと佐条が持ち続けて行く不安だろうな。その不安ができるだけ小さくなればいいよね、これから先の時間で。

コマっちゃんの若い頃の恋の話。
付き合ってた男がクズだった、という話なんだけども。クズ男、どうしてこんなに色っぽいのだ…。最低な奴なんだけど、めちゃ色っぽいんだよ、カッコいいんだよ、水も滴るいい男なんだよ〜。だからモテるんだろうな。体もいいんだろうな。ガリガリの少年っぽい男の子と豊満な美女両側に侍らせてこの野郎、痛い目みればいい。
しかし、うれしかったありがとう…なんて言っちゃうとこが天性のタラシなんだな…。ちょっと素敵と思っちゃった。

若いコマっちゃん可愛かったなあ。こんなに小さくて可愛くて…クズ男に惚れちゃって、自堕落な日々に引き込まれ…。あの女の人、めちゃきれいだった…。あんまりにも開けっぴろげに綺麗すぎてこの人さえ嫌いになれなかった。
でも竜一が逃げてくれたおかげで、コマっちゃんはダメ男ときっぱり別れることができたし、女友達を得たよね。たぶんブランド立ち上げる資金かなんか借りたんだね。こういう出会いで未来も開けたって事で、結果的に考えればいい出会いだったんだ、きっと。
コマっちゃん、マシな男に大事にしてもらったことあるんだろうか。コマっちゃんを愛してくれた男いたかなあ。それが気になるところだよ。これから、素敵な彼氏ができて欲しいよ。今は仕事で忙しそうだけど、彼氏できれば幸せじゃん。
竜一と一回で済んでよかった、コマっちゃんも伊達に歳とってないってことだ。

有坂と響。
ふぃ〜〜〜…待ち遠しかったよこの二人!凄く好きだったから!続きも読みたかったし馴れ初めも読みたかった!
かなえられた〜!!!嬉しい!ありがとう!ありがとう!
この二人、前途多難だったけどなんとか続いてるみたいよ、ホッとした〜。響のご両親は納得したのかなあ、納得してないかもだけど、もう納得するしかないのかもしれない、目の当たりにすると。
見たくない信じたくない現実を、たぶんずっと否定し続けてただろうけど、あんな修羅場をくぐってしまうと、たぶん自分たちが響をどうすることもできないってことを思い知ってしまうんじゃないだろうか…。
まあ、響の家族のことはわからないけど、有坂先生とはうまく付き合っていけているみたい。よかった。響の顔見ると、そんなに実家で揉めてる感じはなかったけども。落ち着いた顔してたし。

有坂先生、響の前で凄く穏やかな顔して笑ってたから安心した。空と原で読んだときは常に苦しそうだったから、こんな風に甘えた顔して笑うんだなあと思って。響はこういう先生を見てるんだなあって。響の目にはこのおっさん、凄く可愛く映るんだろうな。
…私の目にも可愛く映っておりますけどもね。
しかし響、カッコいいなあ…。優しいし。一途に恋してる顔が凄く魅力的。いい年下攻めですよね。
んで、まだなんですね。未成年だからか。え、まだ二十歳になってないのか。泊まることも許してないんだって。
その辺はもう、有坂先生の最後のケジメ…こだわっていたいところなのかも。たぶん泊まったって、やったって誰にもわからないし誰も責めない。
けど、有坂先生が自分を許せるか許せないかの問題なんだろうなあ。

ってことで、この話はOB2に続くのですよ。

は〜…。読み応えある一冊だったなあ。OB二巻は次の記事で。原先生とソラノくんも出てくるよ〜!楽しみですね〜!

これ表紙可愛いですね。
よく見ると全員高校時代のビジュアルなんですよ、原先生もいる!コマっちゃんも可愛い〜!
響もいるしみんな高校生!レア!

OB2巻の感想はこちら→ O.B.2 * 中村明日美子







 

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Catergory in [comics : な]中村明日美子 comments(0) -
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