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10DANCE 1 * 井上佐藤

きた…。もう書いちゃう。もおおお書いちゃう。この一冊へのこの興奮を、とても言葉では表しきれない。もう最高。もおおおおお最高!!!!

どう言ったらいいのだ…この最高加減を。最高の中の最高、とにかく滅茶苦茶最高だったんですー!!!
何がこのようにいいのだろう、と性分なものでいつものように考えるのですが、皆さんは何だと思いますか?

とにかくね、とりあえず今はダンス踊ってるだけなんです!
まだ二人の間に恋愛的なあれこれはないのです。始まりかけてはいますけども、まだ早いです。
とにかくダンス!ダンスダンスダンス!

社交ダンスが舞台なのですね。んで、スタンダードのトップとラテンのトップがお互いのダンスを教えあう、というストーリーです。
これ表紙見て〜。オールバックの方がスタンダード。巻き毛がラテンです。

で、体をくっつけてダンスを踊っているだけなのです。
それがね…もうね…フンガー!!!!ってなるのー!!!

とても説明しきれない…。
とにかくいい。体がいい。関係がいい。目線がいい、表情がいい、動いてないのに動いているように見える。凄い!
躍動感にやられます。躍動感と男の色気。凄く来るんですよ、体に厚みがあるでしょ、井上佐藤さんの描かれる男って。その厚みをねえ、触っているように感じるんですよね、ずっしり重い。物凄いリアルよ、体の動きとか。あと匂ってくるみたいよね、本当に匂いとか。感触とか。
立体感があるというか奥行きがあるというか…。

私、ダンスを見るのが凄く好きなんです。踊っている人を見るのがとにかく好き。
社交ダンスも見るだけなら凄く好きです。特にラテンの方は、楽しいですよね〜テンポ早くて。
このマンガに触発されて、読んでから久しぶりに社交ダンスの動画探して見ちゃってますよ、ほんと見てるだけで浮かれます。
これマンガなのに、本当にダンス見てるみたいに読んでて楽しかったなあ。
綺麗な男二人がくんずほぐれつダンスしてるんだもんな。
本当に興奮の一冊でした。


では以下ネタばれます。




10ダンスってのは、ラテンとスタンダードの5種目ずつ10種目を全部踊る競技なんだって。
スタンダードの杉木先生は、世界二位っていう実力者。本当は1位の実力があるのに八百長があって二位に甘んじているのではないか…と、皆が思っているほどの人で、帝王って呼ばれてるくらい。
ラテンの鈴木先生は国内の1位なんです。フィールドがもうかなり段違いよね〜。
でもその、帝王の杉木は、ラテンの鈴木に、何やら思うところがあるみたいで、彼の実力は国内1位に止まってていいもんじゃない!って思ってるみたいなんですどうやら。
で、鈴木先生に10DANCEに出場しませんか、と帝王がお誘いをかけてきたところから、お互いがお互いを教えあうことになるわけです。
ところが二十歳まで南アメリカで生きていた根っからラテンの血が流れる鈴木は、ラテンはできてもスタンダードが踊れない。
帝王が直々に教えてくれているにも関わらず、なかなか納得のいくダンスにならない。
また、杉木先生の方も、ラテンがダメ。基礎はできているけども、鈴木先生に言わせると、これはラテンじゃない、んだそう。
まあそんな訳で日々お互いに特訓の日々が始まって…。
というストーリー。

なのですが…ほんっとうにねえ…。なんだろうね、こも上質感。充実感。満たされまくってしまうんですよ…愛の言葉もないのに、キスもセックスもないのに、ハンパなく充実している!超満足して読み終えられるんです!いや正確にはもう続きが読みたくて読みたくて仕方なくて毎日捲っちゃうって感じなのですが。
勿論、二人の間に何かが始まると思うから余計いいのであって、はなから二人が恋しませんって言われたら私なんかはどんなマンガだって読みませんけどね、その前提は絶対に大事ですよ、いちいち言うのもアレですけども一応言うと、勿論、BLでなければならないのです!
二人が恋すると思うから、色気を何倍にも膨らませて感じることができるわけだしね。私はとくにね。

ま、それは置いといて、とにかく私は、ラテンの鈴木信也!
この人がねえ、ほんっとに色っぽくてもうアウト。ラテンダンサーのあのいやらしげな色気が、ちゃんと紙の上に溢れている。表情といい体つきといい、泣きボクロといい!よくもあんなところにホクロつけたもんですよね、色気相当割り増してますよね?
この人性格も可愛いくて、帝王に教えてもらう時の単純な心の動きも愛嬌があって正直で、駆け引きできなくて、凄い素直なんですよ〜。褒められたらすぐに調子に乗って、負けず嫌いだし、でも帝王へのコンプレックスみたいのもちらほら出て来て、"あの帝王""あの杉木信也"って、一目置きながらも負けるのやイヤ!って、子供みたいなとこもあるんですよね、凄く愛らしい性格だった。
この人がラテンを教えるシーンのいやらしさったら…なんすかあの身体!あの顔!んも〜エロい!!エロいよ〜!裸になって腰を振っているだけなのにエロい!
いや、裸になって腰を振ったら普通はエロいか。でもね、この人の腰のふりはそんじょそこらのふりとは違うんですよ、エロいんですよ〜フェロモンぶわわわ〜〜〜って感じなの!

んでこのラテンの鈴木に対して帝王杉木は、なんっつうかカタブツ。も〜正反対のカタブツの理詰めの食えない男でね、鈴木とは正反対なんですよ〜。でもその正反対なとこが凄く面白いの。頑固で冷静で分析屋の理屈屋。でも納得したことなら動くんじゃないかな、この人をなかなか納得させられないから、ギイイイ〜ってなる、みたいな。
鈴木はどんだけ教えて貰っても、杉木式のレッスンに体が馴染まないんですよね。これまでは自分のルールで楽しく自然に踊れていたものが、初めて思うように踊れないっていう経験をして、本能で踊っていたような鈴木も、少しずつこう…変わり始めるっていうか、苦しみ始めるんです。

初めは文句を言いあって喧嘩するみたいにダンスをしていた二人の関係が、レッスンを重ねるごとに近くなって、お互いに興味を少しずつ持ち始めていって…嫌々していたようなレッスンを、どうしてもここを乗り越えたいというような…まるでお互いに会いたがっているようなものになっていってて…今まさにその瀬戸際みたいな感じなんです。もうちょっとで進展するかもしれない。
でもその前にダンスの壁があって、思うように踊れない事で、鈴木も、教える方の杉木も凄く悩んでいて、このまま10DANCEに挑戦するかどうか自体も、パートナー…女性ですね、女性達の方が迷い始めている。実力の差が凄くあって、これ以上練習続けてもお互いの邪魔になるだけだし…みたいなところで。
でも男たちの方は、そこを乗り越えたいわけ。ダンス的な部分でも…いやそれよりもっと、お互いを乗り越えたいというか、簡単に言うと離れがたい…みたいな、そういう感じじゃないかと私は思っているんだけども。
男たちの方は、今まさに、お互い自身に拘り始めている…。

というところで続きなの。
読みたい〜!!!
って思ってたらうちに続きの麗人があったので6話読んじゃった〜!ラッキー!!

なんていうんですかね、こう…踊りながら会話したりね…それも教える方が女性役をするので二人で身体くっつけて教えあうわけよね。話すのも何もかもその距離で。身体ぴったりくっつけてるから、考えてることが伝わるの。
そのビジュアルが何ともいいんですよ。今はまだ二人ともノンケだし、お互いに対してどうこう思っているわけじゃないけど、距離は確実に近付いていってるんです。お互いに興味も持ち始めて、心が近くなっていってるんです。
それを感じるのがね、凄く気持ちいいし、興奮するんですよね。
彼らと一緒に、疑似体験、みたいな。
凄く臨場感があるというか…井上佐藤さん、凄い表現力だと思います、このリアリティ、凄いね!?

で、これも重要な要素だと思うんですけども…コミカルなんですよ表現の仕方が。ちょいちょい笑っちゃうとこもたくさんあるんですね、シリアスに描くんじゃなくて、コミカルに描いてあるとこに明るさがあって、可愛らしさがあって、陽性の色気があるんだと思うなあ。
杉木の硬すぎるとこも、鈴木の柔軟性も、全てがとても明るい。可愛らしい。
男二人が社交ダンスを踊っているところにまず、滑稽さがありますもんね。その滑稽さを逆手に取ったところでこの面白さなんだと思うんですよね〜。
そうよだから、キャラがとにかくいいんですよ二人の。
オールバックの丁寧な変人に、ラテン系の色男が、ああだこうだ叱られたり注意されたり見透かされたりしているのを見ているだけでも物凄くワクワクする。どうなっちゃうんだろう、ここに何が生まれるんだろうって、物凄い期待するし、物凄く楽しいです。

あ、あとね、今回珍しく、出てくる女の子が嫌味じゃないんですよ〜。
井上佐藤さんの話に出てくる女って皆大抵ろくでもないのが多かったけど、今回この二人とも可愛くって、ちょっと愛着が沸いてきちゃうんですよ、女キャラなんていつもどうでもいいのに、珍しいよ!
アキちゃん、可愛いよね〜?なんか凄く言動が正直で、子供みたい。房ちゃんはお人形さんみたいだし。二人が踊ってる姿も凄く可愛いよね〜。

今後はあれですね、鈴木先生の過去、気になるね。
一回ダンス界から消えて復帰したって書いてあったよね。何があって、どう考え方を変えて、点数の取れるダンスに変わったんだろう。きっと何かを諦めて、本来できるダンスを封印しちゃってるってことよね。それが凄く気になります。
あと、杉木先生の鈴木に対する執着みたいなものの正体も気になるよ。それがまあ、肝ですよね。
6話読んだらちらっと触れられてたけど…まあまだこれからよね、きっと。

とにかくそんな訳でね、大興奮の10DANCEでした。
このマンガはBL界の歴史に残りそうな気がします、そのくらい上質で面白いです。
でもまあ、まだ一巻なので、今後の事は分かりませんけど、二人の間がどんな風に動くのか凄く凄く楽しみ。

…私、ラテンの彼、受だとしか思ってませんけども?
私の場合、ここが違った瞬間にザーっと血の気が引いて作品の良さを帳消しにしてしまうという、まったくもって残念な性分でもあるため、受か攻かはそりゃもう大事なのです。
そんなの小さな事じゃん!?っていえたらいいんですけどもね、それ言えたらたぶん私BL読んでないんじゃないかというくらい、私にとってBLとは受か攻かはほとんど全てなのです。
…どうしよう、逆だったら…!!!
こ、怖いのでそういう事は考えずにいようと思います。
とりあえずは二人のダンスを楽しもう…!






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Catergory in [comics : あ]井上佐藤 comments(0) -
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