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空と原(CD) * 中村明日美子

評価:
中村明日美子,福山潤,石川英郎,野島健児,神谷浩史,飛田展男,小野友樹

コミックスが出た瞬間からずっと期待して待ちに待っていた『空と原』のCDです。
これが…これがまた……よかったーーーーーーーーーー!!!!
最近毎日叫んでる気がするけど、本当に本当によかったのお〜〜〜!!!

原作、『空と原』の感想はこちら→ 空と原 * 中村明日美子

これね、ちょっとこのBLCD聞いた後の満足感、文句なしの素晴らしかったというこの感じ、ほんっとに久しぶり。今年聞いた中では確実に一番よかったです。一番、最高に、素晴らしかったです。

何が…何がよかったんだろうな…。
いや〜…やっぱ原先生じゃないだろうか。他のキャストもぴったりで、首を傾げる瞬間が何もなかったよね。原作捲らずにCDだけ純粋に聞いたんですけどね、全く疑問がなかったですね、違和感も何もないです、鮮やかにコミックスを読んだ時の感動が蘇りました。
物凄く丁寧に原作を声のドラマにしてあったし、何がってやっぱりさ、私の中にいる原先生の存在感が、原先生への愛しさが、このCD聞いたら更に燃え上がるわけですよ。はなから愛しい気持ちがあるから更に、更に愛しい。
んでもう…同級生、卒業生ときて、原先生の声をずっと聞いてるわけよね。あの作品では主役がキラキラの高校生でさ、ハラセンは枯れたおっさんみたいな位置に居た訳だけど、勿論、37歳、枯れるような年じゃないですよね。原作の空と原は、枯れたふりをしたハラセンの内面を、こっちがこっぱずかしくなるくらいに瑞々しく描いている訳だけども、空と原のCD聞いてもね、やっぱり同級生の時の、あのおっさんハラセンが、凄く活き活き聞こえるんですよ。大人の青春が、原先生の中でちゃんと流れていて…生きているっていうの?そういうのをちゃんと感じられるんですよ。原先生にも、怒ったり泣いたり悔しい思いをしたり悲しい思いをしたりすることがあるっていう、それを感じると、原先生を凄く若く感じる。元々大して年食ってるわけでもないんだよね、それを、このCD聞くと、ちゃんと信じられるんです。
で、それを何と活き活き演じるのか、石川さん!!
もうね…前々から私…石川さん石川さんって言ってますけどもね…だから正直、大好きなんだよね、この人の喋り方が…。
今認めるわ。好きです。大好きです。こんなに低い声でこんなに抑揚つけて喋るって、なんか凄い芸達者な気がするよ、なんか本当に何度も聞きたい味があるよね、好きで好きでしょうがない!好きだ!
もう、原作の原先生への気持ちと石川さんの原先生への気持ちが見事に相乗効果で大変、めっさ好き!!!石川さん演じる原先生が好き…!!!
何この気持ち…。珍しいわ〜…。今、珍しい状態に自分が落ちております。
は〜…原先生…好きです。

あ、あとね、卒業生の中に入ってた、原先生の過去の話があるでしょ。有坂先生との。
あれが私すーっごく好きでね、卒業生に入ってなかったから『空と原』に入らないかと密かに期待してたんですよ。そしたらね、入ってたんですよお〜!!
それがもう、嬉しくて!

そんな訳で以下、もう少し詳しく感想を。



って言ってもとにかく、原先生好きーーーー!!!
くらいしかもう出てこない気もするけど、とにかく原先生の話し方がいちいちもう、ツボでツボでどうしようもなくて、この人が一言話す度にキュンと来る。
ぐだぐだ心の中で文句言ってるのもステキだし、「あれだ…アレ…アレ…」とかもごもご言ってんのもステキ。
本当に一言一句ステキすぎて、それを全部、ここいいよね〜?とか言って皆さんに同意を求めたいくらいなんですけど、とてもそんな事はできないのが口惜しいところです。

本当に、このCDの中にいる原先生、ダサくてね〜。
ソラノを助けに行ったときの、「父親だ!」の絶妙なダサさ!
それとか、デートを期待してるくだりとかめっさダサいよね、「お前、あの話、どうなった?」この一言…。ああ、ダサいぜ…でも…愛しいよね〜っっ!「デートとか言って〜もごもご…何すんだよ…もごもご…」みたいな、もおお〜っカッコ悪くてキュンとするよ〜。
もう佐条への憧れがやまなくてさあ、原先生…切ない!大人の可愛さ満載だよ!このおっさんに、大抵の女子はキュンとするじゃないだろうか…!!

あとハラセンの声がさあ、生徒に対する時と、有坂先生に対する時と、佐条と喋る時と、全部喋り方が違うんだよね。
有坂先生と話す時は少し若い、年下の喋り方をする。けど、生徒の前に行くと、おっさんの喋り方をする。
佐条の前に行くと、初心な青年みたいなはにかんだ喋り方をする。ソラノの前に行くとちょっとカッコつけた大人の喋り方をする…。
もうね、石川さんが、凄いと思うんですけど〜!!
佐条とデートしてる時の原先生の声、本当に他の誰と一緒にいる時とも違って、凄くドキドキしてる感じがして、好きな人を目の前にして緊張している青年って感じでね、いいんだよなあ。
佐条が自分を、一時でも好きだった時があったって知る瞬間とか、やっぱCD聞いても印象的だったし、一言だけなのに、原先生の心情が滲み出てると思うんですよ〜。いいシーンだなあ。

ハラセンハラセンつってんですけどもね、ソラノも凄く良かったんですよ、もうピッタリで。
ソラノの呆気らかんとした空気感。呆気らかんとした喋り方、まさにソラノの大口を開けた陽性の笑顔を思い出して凄く良かったんです。ぴったりでした。
原先生とフジノの事で言い合うとこなんて、すっごくよかったですよ、常に本音出さないような、出してても本音が本音に聞こえないような子だったけど、このときだけソラノの本気がはっきりと前に出るんですよね、感情の発露、いいですよね〜。こういう瞬間が、やっぱ声ドラマ聞いてるときの醍醐味だと思うわ。
何考えてるか分からないような役だから、難しいんじゃないかと思うんですよね、ソラノって。けど、これフリトでも石川さんが仰っていたけども、こんな役なのに凄く上手く演じてるなって感心した、みたいなことを。私もまさにそれ思った。軽すぎず不思議すぎず、このキャラに心を入れないといけない訳じゃん。不思議な雰囲気はあるけども、不思議ちゃんではないんですよね、普通の子でもあるんですよね。恋に傷ついてもいるし、原先生の本音を引き出す勘の良さもある。人間味をこの子にいっぱいいれないと、原先生の切なさもダサさも生きないと思うんですよ。ただの都合のいいキャラになってしまったんじゃダメな訳だし。
でも、CDの中には、もしかして原作よりも人間味のある、生のソラノがいた気がするんですよね。
明日美子さんの話って絵のせいもあって、ちょっとこう現実味がないというか、世界観がちょっと現実より一つ違う世界みたいな印象があるじゃないですか。そこが凄く独特なところでもあって、なのに、恋心が甘く素直に真っ直ぐ描かれているところに、同級生シリーズなんかはやっぱり魅力があったんだと思うんですよね。
だけど、CDにすると、それを生身の人が演じるので、リアルに生きている男の人の声で再現するから、ともすれば原作よりも凄く地に足がついて感じるんだなあ…って、ソラノに関しては凄く思った。勿論、それがこのCDには凄くいい影響になってると思うんですよね。
ソラノのこの演技があるから、原先生がこんなにも生きたんだと思う。ソラノの持ってる強さっていうのかなあ、それを、声からちゃんと感じることができたよ。

そんでさあ、佐条。野島健児さん。この人がハラセンとソラノのドラマの中にすっと入り込んできた瞬間のこの清涼感…!!佐条!!佐条キターーー!!って感じだったよね、やっぱ凄い、野島健児の威力ハンパない。胸をこう、鋭く一撃で、しかし軽くトンっと突かれる感じだね、この人の声。おっっと振り向いちゃう感じ。なんか今、いい匂いした!!みたいな。今風吹いた!!みたいな。
どうしてこんなに、抑揚がないのに感情があるんだろうね。稀有じゃないのかなあ、こんな風に一本調子で喋るのに、その奥を感じることができるっていうの。物凄い味だと思えるっていうの。物凄い存在感だしさ、この人が一言喋るだけで、空気が変わるじゃん。
佐条の声と存在感に、ほんとビビッちゃったよ、凄いよかったよ。佐条はやっぱり魅力的だったんだなあと、演じてもらって再び思い知るわ。佐条をできるの、野島健児さんしかいないね。こんなにシンクロすることってあるの?だから…まさに原先生の石川さんもこれ以上ない嵌り役だと思うけどね。は〜…声優さん、凄い!
で、久しぶりの草壁くんだけど、こんなに高い声だったっけ?草壁くんだけ最初の第一声に違和感があったなあ。同級生と卒業生聞いてるときは何も思わないのに。あれもう今でも頻繁に聞き返す大好きCDなんで、結構最近までしょっちゅう聞いてたんですよね。なのに、なんでだろな?
けどまあすぐ慣れました。二人のシーンになると、やっぱ草壁くんは草壁くんだったなあ、大好きだ〜…。
同級生で私がずっと一番好きだったキャラですからね。

で、まあ話には有坂先生が登場してくるのですが…。
これがまた…飛田さんが…ピッタリでーーーー!!!!もう本当にいちいちナイスキャスティングなんですけど!
さっきも書いたけど、高校生の時の原先生の話もちゃんと収録してくれてあって、これ演じてくれているだけで凄い嬉しかったんだけど、何って、だって、石川さんの歌が…聞けて…つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
しかもちょっと若い声で歌ってますよねえ、高校生の時だから。
は〜……感無量。ずっと聞きたかったです。卒業生の時から聞きたかったです、石川さんオンリーの萌ゆる若葉!!綺麗な声です…。
この話が凄い切ないんだけど、飛田さんの演技が真に迫りすぎて、更に切なかった…。
でもこの短編がやっぱり凄く好きです。有坂先生が、原君を前にして、ドキドキしながら頬を染めてピアノ曲の説明をする、あの声がね、少し緊張しているようで、恋心がちゃんと透けて見えるんですよねえ…。
有坂先生ってほんと…可愛い人なんだなあ。いや、私こういうダメな人が本当に好きなんですよね…。ダメな人だと思いますよ、そりゃあもう。飛田さんが言ってくれてたけど、ほんと懲りない人だよね。魔性すぎだよね、無意識に!

原先生と有坂先生のやり取りもよかったなあ。有坂先生を口説けるかな…?ってなってる飲み屋のシーンもとてもよかった。原先生の微妙な心持ちを感じましたよ、下心…というか、憧れというかね…。有坂先生への複雑な気持ちがね。
その時の有坂先生の喋り方も好き、あの頼りない顔が思い浮かぶ。
有坂先生が殴られてきた朝のシーンもよかった〜…。このシーン大好き、必死な原先生の普段は絶対に聞くことのできない、青い怒鳴り声が聞ける。「別れましょうよっ殴るような男っ」って。この声が胸にぐぐーっとくる。生徒を怒鳴る時と全然違うんですよね、有坂を前にすると、原先生の若さというか、青さが出るんだよね。
「あなた教師なんですよ!」って怒鳴るとこなんて、実は冷めて諦めた大人ではなくて、心の底では持っている、情熱に溢れた真面目な教師の顔も見れるしね。
こうして、原先生の全てが暴かれていくんだよ…。ああ、ビバ、原先生。この人のカッコ悪いとこも、カッコいいとこも、冷めたふりするとこも、情熱的なところも、全てが本当に好きでしたよ、愛おしかった。

で、酔っ払った原先生がもう、もうもう愛しすぎて!
やっぱ女子が惚れる男だよ!なんかこう、母性本能ががっさがさ揺らされるんじゃなかろうか!
これさ、コミックス読んでても凄い面白いシーンだし、独特のテンポだし、酔っ払ってる原先生をどう演じるのかなって思うじゃないですか。ところがそれがまた、お見事なんですよ、このまんま!酔っ払ってるのに、酔ってないふりをしようとする酔っ払いの典型、を、ちゃんと演じているんですよ、可笑しいったら!
ソラノとのやり取りも絶妙でさ、凄いテンポがいいんですよ〜。うまくできてるなあって、このシーンなんて特に思いましたよ。演じる人も凄いし、演出もね。
「あぶねっいやアブねってことねーな、いやあぶねっ」とかさ、石川さん、上手いんだよなあ〜。
ソラノの「背中から抱き締めてもいい?」もなんっともこう、若いのに男だなあって気がしてね、ソラノの男が出てましたよね〜。
そんで原先生の、「どうぞ」。
良かったー…。なんだろうこの味。この一言に、どうやってこんなに色んなものを詰め込むことができるんだろうね?原作でも大好きなシーンだけに、この原先生らしい「どうぞ」があまりに嵌ってて、凄く嬉しかったなあ。

で、この後の夢のシーンね。
私、原作でもこのシーンが大好きなんですよ、泣きそうになるんですよ。原先生が無意識に抑えないといけないと思い込んでるものが解放された気がしてさ。
で、このシーンもね、まるで見えない虹が見えるようなBGMで、演出で、原先生の声なんですよ。希望の見える声なんですよね。聞いててもジーンと来ちゃいました。

で、響なんですけど…。
最近買うCDでよく名前をお見かけする小野友樹さん。…いいですよね?
この人ね、何やっても凄く嵌ってるんですよ。合わないと思ったことが今ん所はないんです。で、凄く雰囲気あるんですよね、どの演技をしてもその世界観にぴったり嵌った声を出すし、喋り方をするっていうか…勘がいいのかなあ、なんか空気感を掴んでいるなあ…と思うんですよね。こないだ丸角屋も確か荘太の声してて、ぴったりだったんだけど、今回全然感じの違う響の役なんだけど、それがまた、あの響の鋭い顔がスッと思い浮かぶ、鋭くて繊細そうな声を出すんですよ。まさか同じ声とは思えない。
恋に溺れている少年の情熱が、物凄く胸に迫りましたよ、切なかった。響の声聞いてると本当に、若いっっって感じしたなあ。
ここの、有坂先生と響のカップル、好きなんですよね私。ここの話もガッツリ読みたいし、書かれたらまたCDになって欲しいなあ、と強く思ったよ。

ラストシーンね、二人が上になったり下になったりぐるぐる転がってキスするところ、どうやって表現するのかなあと思ってたんだけど、凄く上手く作ってありましたよね〜?あ、そう来るんだ!みたいな。よ〜く分かりましたよね。
そんで、最後のソラノの笑い声が明るくてさあ。凄くいい締めくくりだったよね、すっごくよかったよね。
「俺が先生の事幸せにしてやる」だって。幸せにしてくれるんだってさ〜…。
これ、ほんと読んでも聞いてもうれしい。
原先生も嬉しそうでさ、戸惑ってる先生がやっぱりカッコ悪くて愛しいです。

で、最後の
「空だって飛べそうだ」
この一言がさああああ…。もうなんって言ったらいいの?
どういえばいいの、この一言の素晴らしさ。物凄く感慨深い、優しい、明るい、未来の感じられる一言だったんですよ。色んな思いをしてきた原先生が、「空だって飛べそうだ」なんて言う。この一言に、原先生のこれまでとこれからをね、石川さんは存分に込めて発したと思いますよ。穏やかな声を出すんですよ、原先生の本性というかね、きっと元々こういう、穏やかで優しい男なんだと思うんですよね。本当に、全てを纏めた、素晴らしい一言でした。感動した。

で、フリトが嬉しかった〜。
各声優さん、真面目に作品の事たくさん話してくれて、嬉しかった。3CPともきっちり話してくれてましたよね〜。
「原先生を幸せに〜」って意見がたくさん来たっていうの、石川さんが嬉しそうで私も嬉しい〜。
一番僕を抱いてる男…知らなかった…。そうだったんだ。福山さんと石川さんってそんなに絡み多かったんだ?全然知らない…。

で、草壁くんは少し力を抜かないと話せないって神谷さんが言ってたのが印象的だった。また同級生の世界に戻ってこれたらいいって言ってくれたのも嬉しかったな〜。
野島さんは、この役を演じるのが照れくさい気持ちでいっぱいだった、って言っててそれが印象的でした。

で、飛田さんは本当にいつも何を聞いても、自分の演じたキャラについて凄く真面目に照れがなく真摯に語ってくれて、そういうところがとてもありがたいなあと思うし、仕事に対する誠実な姿勢も感じるし、本当に尊敬します。それに、芸達者だよねえ、ほんと凄い。
さっきも書いたけど、有坂先生を懲りない人だねえって言ってくれたのも嬉しかったな。読み込んでくれてて嬉しい。
で、自分たちのカップルの顛末もやりたかった、なんていってくれたのも嬉しかったなあ。
あと石川さんを「ひでおくん」って言ってたのにちょっと萌え〜ってなりました。

あとさ、全体的にBGMが凄くよかったと思いませんか?さりげに凄く似合ってて、ドラマを邪魔してなくて、本当にちゃんとBGMなんですよ。雰囲気を助けてんですよね、ぴったりすぎて最高でした。

ふい〜…ってなところで、ちょっともうどんだけ書くの?
えらい遅くなってしまいました。原先生へのラブな気持ちが治まりきらないところですが、疲れたのでこの辺で。
とにかく、最高に素晴らしい出来のCDでした。最高でした。

有坂と響CPの今後も希望ですが、もう一声、原先生とソラノの今後も希望です!





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Catergory in [comics : な]中村明日美子 comments(2) -
Comment
ヨルコ says : at 2012/11/05 22:22
ユカさんこんばんは。

CDとってもよかったですよ〜!
キャストもぴったりだし、全体的に凄く丁寧なCDで、世界観が凄く出来上がってました。
私個人的に、たくさんの人に聞いて欲しいです!

機会がありましたらぜひぜひ聞いてみてください〜!
ユカ says : at 2012/11/04 08:52
こんにちわ(^_^)CDやっぱり良さそうですね〜購入を迷いまくってたんですが、ヨルコさんの感想を読んでやっぱり欲しくなりました!フリトが特に聞きたいです!原センが幸せになって良かったです。
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