Archives by Month:
Archives by Category:
Entry: main  << >>

職業、王子(CD) * 砂原糖子

これも一体いつから感想感想と言っているのか…去年の10月か。なんかもっと前みたいな気がしますが…いやいやもう半年経ってるのか。ほんと、はやいなあ…。
砂原さんの職業、王子のCD、これも結構頻繁に聞き返すんですけど、なかなか感想書けなくて。今本読む暇がないのでちょうどいいです、今日もこれ聞きました。

二枚組みで凄く聞きやすいCDです。特に引っ掛かるところもなく、原作どおりストーリーをとても楽しめながら聞けるので、割とお気に入り。
ですが、私砂原さんのCDについては結構細かくて…やっぱ原作がとても好きで思いいれているので、このシーンがないとかあのシーンがないとか、こういう感情が出ていないとか、ここを入れなきゃここが分からない……とか、色々思っちゃいがちです。
…とは言っても、これはそれがあんまりなかった方かな、この作品、アラブって事もあって、ファンタジー要素が強いというか、よくできた娯楽作品、という感じが私はしているんですよね。なので、そういう雰囲気そのまんまのCDになっている。…という意味で、全然裏切られないです。

ただ、原作読むともうちょっとリイン可哀想なんだよね…。
それに綾高も、原作読むと凄く切ないんです、母親への思いとか。
リインの過去や綾高の母親への思いとか、二人の家族とのかかわりみたいなものがキーになってて、私はその辺に感動して結構泣いたんですよね。
けど、CD聞くと、私が感動したところっていうのは描かれてはいるけども、原作読んだ時みたいな感動はなかったんですよね。割とあっさり通り過ぎる過去の話の一つみたいな感じになってて。
CDは切なさよりもストーリーの楽しさ重視っていう感じがあって、聞くのは楽しいんだけど、じーんとして泣く…という感じではなかった。

原作の感想はこちら→
職業、王子 * 砂原糖子



以下ネタばれます。




さっきも書きましたが、原作読むとリインの生い立ちはかなり可哀想なんですね。なんか捻くれた我侭王子様みたいですけど…実際そうではあるんだけども、でも幼い頃に兄弟達にされたイジメとか結構凄惨なんです。
トカゲのシーンなんて本当に原作泣いちゃうんですよ…もう本当に小さいリインが可哀想で。性的なイジメとか、ほんとかわいそうだよね…。
自分にそういう事をしていた兄たちが全員死んで自分が王位継承者になってしまう。しかも兄達のイジメによって自分が命を救われた。皮肉な立場の自分を凄く冷めた目で見ているところがあって、やってる事は結構最低なんですけど…綾高にとってはね。いきなり連れ去ったり家畜って言ったり彼女と別れさせたり。でもやっぱりリインを憎みきれない。
リインの憎みきれない人間性……まあ出てたと思うんだけど、出来事云々よりもCDでは、綾高がリインを許すので、それに流されて聞いてるこっちも許しちゃうって感じよね。

何より私はこの話では綾高がとても好きなんですが、この人本当に優しい人なんだよ…。
このCDの物足りないところを上げるとするならば、綾高と母親の間の確執をもうちょっと描いて欲しかった。母親の事もそうだし、何でもそうなんだけど、結局は何をされても人を許してしまうし、最後には自分が被害を被って、それでも相手を許すっていう情の深さっていうか、綾高にはそういう所があって、私、綾高の魅力がこの話の魅力じゃないかって思うんですよ。
だって、こういうアラブの話はこれまで何度も読んできたわけで…アラブに連れ去られる日本人の話って意味ですが。
でも、この話のオリジナルの良さっていうのは、やっぱ綾高というキャラにあると思うんですよ。情が深くて、強制されて抱いている相手を、いつしか「かわいいな」と思うようになる、という。トカゲを飼いならしてプレゼントする、なんてさ、そんな事を思いつく優しい男ですよ?こんなに理不尽な事をされているのにも関わらず。
結局相手に絆されてしまう、包容力のある優しい男、綾高の存在が、実は何よりもこの話を作ってると私は思ってて、だから綾高についてもっともっと描いて欲しかったなあと…思うんですよ。まあ、欲を言えば。

それにさ、結構ひどいこと言われてんだよな〜。
一番笑っちゃうのは、リインとセックスする時にゴムつけずに中に出しちゃってリインが「おまえの汚いものが私の中にっ」とかってショック受けて大泣きするとこがあるんだけど…それがまたすっごい可愛いんだけど、これ結構なセリフだよねえ。そしたら綾高は「俺の精液は汚物扱いか」ってガクっとなっただけで流してんだよね、後で洗ってやるとか言って結局慰めてて。
ここ笑っちゃうけど、凄い優しいっていうか、大きいっていうか、好きになった相手にはとことん甘いっていうか、好きなんですよね〜。
で、ここは本当に声優さんがうまいと思うんですよ〜。なんとも絶妙な言い方するんですよね。
そう、綾高の声優さんがすーっごいよかったんです爽やかで。

受の声優さんについては私、これまた"無(む)"で、いいも悪いもないというか、全然嫌いじゃないけど特別好きでもないという状態なのですが…綾高の声の人ははっきり好きだった〜。カッコイイのにお人よし、という感じがとても出てました、ステキだった。惚れそうだった。

そんでさ、最近ってか去年の砂原さんの傾向として、とにかく攻がよく喋るんだよね!
この原作でもセックス最中に攻が物凄い喋るんですが…言葉責めですね、ああだこうだイヤらしいことを言うのですが、リインにこれまた破廉恥な日本語を喋らせるというムッツリ具合…。
このムッツリっぷりが何回聞いても恥ずかしいです。普通に言えば恥ずかしくないのに、綾高がむっつりだからなんか恥ずかしい!リインが無垢で言ってるから余計恥ずかしい!
恥ずかしがらせるなんて、この言葉責め…成功してるよね。
んで、こんなに?って程にセックスシーンが長い…気がするんですが、こんなもん?なんか長い気がするよねえ。
あと、微かな攻喘ぎがいいよね…?息遣いがエロいです!
私受の喘ぎよりも微かな攻喘ぎを聞くのが好きなんですが、この綾高の息遣いはとっても生々しくってよかったと思います!

原作ではかなり泣きながら読んだ記憶があるんだけど、CDは泣くって感じじゃなかったなあ。
綾高と別れる前の砂漠のリインのシーンなんて相当原作では泣いたんだけど。
でも泣くって程までは行かないけど、十分丁寧なCDだとは思います。聞いてて楽しいし、先が気になるストーリーで、何よりリインと綾高の間が徐々にどんどん恋人同士みたいになっていくのを、聞きながら追いかけるのが楽しいです。二枚分きっちり使って全く離れていた二人の心がちゃんと近付いていく。そういう過程はちゃんと描かれてたと思います。

あ、あとサイード役の声優さんがとてもよかったです。分別があって思慮深い感じがとてもよく出ていて、サイードって感じでした。
綾高役とリイン役の二人の演技がとっても息ピッタリ!とサイード役の方が言ってて、実際主演二人もとてもやりやすかったんだって。そういうのって、あるんだね。そりゃそうだよね、ガッツリセックスするシーンなんだから、息やリズムや感覚が合わないと、恋人同士の気持ちよさそうなセックスにはならないよね。
は〜…声優さんって凄い。





-------------------------------------------------------





22〜24日
悪人を泣かせる方法(CD) * 雨隠ギド  本棚とBL収納 その2  オオカミの血族 * 井上佐藤  魅惑ノリンゴ(CD) * 三島一彦  マッチ売り * 草間さかえ  卒業生 -冬・春- * 中村明日美子  悪人を泣かせる方法 * 雨隠ギド  暴君アンケートについて。   恋する暴君8巻記念アンケート!!

以上の記事と携帯から拍手を頂きました。
どうもありがとうございました!

今週本当にマンガ読む時間がなくて、新刊の感想とか書けなくって、CDの感想ばっかになってしまってます。
でも私的にはですね、感想書いてるだけでも自分偉いな…。
って、自分で自分を褒めつつ生きて幾年月。
まだまだ褒めていこうと思います。放っといたら貶してばっかになっちゃうので、意識的に褒めていきましょう!





拍手する
Catergory in [novels]砂原糖子 comments(0) -
Comment
Leave a Reply








Submit
with Ajax Amazon