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もののふっ! 1 * 琥狗ハヤテ

この本ね、めっっっさ面白かった…!!
ホントにこの一週間というもの、私はこの一冊に夢中でしたよ、朝に夕に私を惹き付けて離さなかったこの一冊、この魅力。

表紙だけ見た感じではもう全然頭に入らない感じで、実際私見事に存在スルーしてたんですよね。でも年末年始に皆さんに協力してもらった2011年BestBLアンケート。これでこれを書いてくださった方がお一人いたのです。癒された…という一言と、この表紙を見まして、もう読みたくて読みたくて溜まりませんでした。だって私…癒されたい…!!!可愛いもの見て癒されたいの!

という訳で、アンケートから月日は経ちましたが漸く購入しました。
いや…いや本当に、癒された…。癒されましたよ〜…。おもしろーーーい!!
これじわじわ来るんですよ、なんだかもうじわじわ幸せなんですよね、えらい可愛いけどえらい泣いたしね、その上キュンラブも入ってますからね。この一冊に色んな面白さがぎゅぎゅぎゅっと詰まってるんですよ、凄い読み応えですよこれは…!!

いや〜…猫ちゃん。猫井殿。
これね、また余計な事言わんでもいいじゃないかと言われそうですが正直な私の感想として言っちゃうならば、私初めの方はこの猫ちゃんにときめいてないんですよあんまり。
なぜならば、まず顔がタイプの可愛さじゃなかったことと…なんかすみません、小うるさくて…。でもタイプの可愛さってあるじゃないですか?私、雑なものを可愛いと思う性質なので…。
ま、とにかく、ビジュアルがタイプではなかったことがひとつ。あとひとつは、あざといからです。可愛さを狙った可愛さだからです。この猫は可愛いんだ可愛いんだとぐいぐいぐいぐい押し出されている感じに、どうもこう食傷気味になってしまうというか、これ難しいものでね、例えば芸能界でも可愛い子役が狙った顔で笑うと、うへえ…となったりするでしょ、ああいう時に冷めちゃう感じ…が、最初の方ちょっとだけあったのですよ実は。

でもね、それは最初だけだったんですね〜幸いな事に。
読んでるとね、そういうあざとさはもうどっか行っちゃうんですよね、あざとさに巻き込まれたい感じになってくる。狙っているならどうぞ私を狙ってくれと言わんばかりに、この猫ちゃんに心を差し出してしまいたくなります。

やっぱなんでかっていうとね、これ四コマで始まるんだけど、四コマだけじゃないんだよね。間に同じ主人公達のシリアスめの話が挟んであって、緩急が素晴らしいんですよ。猫ちゃんの過去や、猫ちゃんが何故今の猫井殿になったのかとか、周りの人たちの人間模様や、そういうものを交えて読んでいると物凄く彼らに愛着が沸いて、要するにストーリーがいいんだと思うんですよね。
もう引き込まれちゃう。
そうするといつのまにやら、ビジュアルがタイプじゃなかった筈なのに、この猫ちゃんが何をやっても可愛くて可愛くて可愛くてどうしようもない訳。猫ちゃんの手が柔らかそう〜とかさ、おなか摩ったらふわふわしてそうとかさ、あの自分できゅんきゅん言ってる感じも、最初はあざといって思ってたのに、こっちがきゅんきゅん言わせられたみたいなさー!!抱きつかれてる親方様うらやましー!!

いや〜…可愛いやら泣けるやら。
またこの、ベタさがいいですよね〜。周りの武将たちの恋模様がベッタいじゃないですか。
でもそのベタさがいいんですよ、ほんとキュンキュンした。しかも途中で猫ちゃんあんなになったりしてほんと飽きさせないったらないんだよ!
たったの一冊なのに、いっぱい色んな話読んだみたいな充実感があって、読み終わった後もとにかくずーっと捲りたい。楽しい。
凄く楽しい一冊だったんですよ、早く2巻をプリーズ!!

以下ネタばれます。




猫ちゃんっていうのは、この表紙のキュートな子の事です。私にビジュアルが好みじゃないって言われたこのちびっ子が、猫と人間のハーフみたいな物の怪なんです。
時代は戦国時代。ある武将の家で見つかったこの猫人間。親方様はこの猫に、猫井菊三なんとかかんとかっていう大層な名前をつけて自分の部下にするという。周りの部下は、この猫だか化け物だかよくわかんない生き物に最初は警戒するんだけど、親方様には逆らえず、しかも猫井殿はめっちゃキュート。このキュートさに絆されて、家来たちも皆猫井殿に夢中になってゆくのであった…。

というコメディなのです一応。4コマです。
武将の格好をしたちびちゃい猫人間が、周りのごっつい武将たちをほんわかさせるという可愛らしい四コマが続いて、まあとにかく癒される、可愛い。
しかしさっき書いたように、私と同じように、なんかあざといなコレ…。って思う人もいるかもしれません。

が、この猫ちゃんの過去を読めば、今猫ちゃんが愛されて幸せそうにしている事を、よかったと思えるかもしれない。
猫ちゃんの正体は、戦場で行き場を失った怨霊のようなものだと思います。死んで行ったものたちの恨み辛みや生きる執着のようなもの、魂のようなもの、じゃないかと思う。行き場なく彷徨っていたその魂のようなものが、戦場で見た親方様に取り付いて彼の城までついて帰る。するとそこに死に掛けの猫がいた。その猫に乗り移ってできたのが、この猫人間らしいのです。
でも、猫と融合できたのは、親方様の愛情と、この魂と猫の生きたいって気持ちがあったからで、まあ奇跡が起こったということなんだろうな、何か猫みたいな人みたいなかわいらしい生き物が生まれた、と。
この生い立ちは四コマではなくて、『武士』っていうストーリーマンガで語られるんですね。
これ、四コマは『もののふっ!』で、普通のマンガの部分は『武士』っていうタイトルがついてるんですよ。もののふっ!と武士が交互に読めるようになってるんだけど、絶妙だよね。四コマで癒されて、武士で泣く…という具合。

この猫ちゃんの生い立ちがね、何とも物悲しいんですね、切なく苦しいです。
しかし暖かい。まるでおとぎ話なんですけどもね、おとぎ話上等です、いい話ですよ、暖かくてね。
死にそうな猫の存在が泣けたなあ…。それでもやっぱり、生きたいと思うその本能に胸を打たれた。猫が「生きたい」と言った時、号泣でした。

あと『武士』では狼の話がね…これまた号泣で…。
体中に矢を射られた姿があんまりにも不憫で、可哀想で可哀想で、痛々しくて、生きているものに、食べる以外の理由でこんなことができるという、そういう人間の事を思うと本当に悲しいというよりも、苦しいよ…。生きているものは、傷をつければ痛いし、命には限りがあるし、生きているものには生きる本能があるのに、どうしてこんな風にできるんだろうな、もう私考えたくないよしんどくて。
どんだけ痛かったろう、悲しかったろう…って凄い涙が出るんだけど、そしたらこの猫ちゃんが、そういう気持ちを汲み取ってくれるみたいに、狼の姿を見て泣くんだよね。助けようとして必死になるんだよね…。なんか、残酷さと同じだけの愛情もここにはあって、両方に泣けました。

しかし、ここで登場した猫ちゃんのもう一つの姿……ガツーン…と来ましたよね…!!
ちょっとちょっと、そんな風になっちゃうの?そしたらできるじゃん、親方様とできるじゃん!何って色々できるじゃん!!
猫ちゃん、ロン毛の美青年になるのですよ〜!一瞬だけだけど!!
期待しちゃうじゃん!ロン毛の美青年が寝てる親方様のほっぺをペロペロやってるとことか、んぎゃー!!って感じだったよね〜!
この人出てくるのはこのときだけだけど、否が応にも今後に期待してしまいますよ〜!

は〜…でも、狼助かってよかった。
今ぺらっと捲っても涙が出ます、狼の目が優しくなってよかった。怒りとか恨みとかをずっと抱えていても、こんな風に暖かい日はやって来ないもんなあ。悔しい気もするけども、誰かのためと思って、愛情を持って日々を送れる方がよっぽどいい。苦しい事は忘れた方がよっぽどいいよね…。忘れるのは難しいけど。
狼の心の傷を癒したのは確実にこの猫ちゃんです。凄いね。

猫ちゃんの可愛さと言えば…お城リュック!!
飴を人にあげすぎてなくなるとか…ありがちだと思うんだけど…かわいい!!かわいいよ!お城リュックを嬉しそうに覗いているその姿とかもうもう…。
七尾と笛吹き競争してるあの一コマ可愛かったな〜。
でもその後九鬼のほっぺに飛び蹴りしてんのがまた可愛くてしょうがない。この飛び蹴り猫井殿は相当上位に好きです。
あと走っている後姿が可愛い。お尻が可愛い。あとちっさい手が可愛い。握りたい〜。
猫ちゃんの何が可愛いかって言葉を発しないんですよね。もう80%ただの猫ですよ!言葉を喋ると絶対にこの可愛さは出ない。喋れないから、これまた私の中で可愛さ無限大になるんですね、いかに人に近付け、またいかに人から離すか、だよな、こういうものの可愛さって。

そしてところで『武士』の方ですが、脇役同士のカップルも何と二つもあるんですよ!親方様の幼馴染み同士の恋もあるんですけど、家来二人の話もあって、それがいいんです!
こんなにガッツリちゃんと恋愛話を繰り広げてもらえるとか思ってなかったから最後の話が凄い意外だったし嬉しかったです。ちょっと頭切り替えるの大変っちゃ大変だったけど、今となってはとにかくここが凄くよかったっていう余韻。

八木って若くて綺麗な青年が家来の中にいるんだけど、それが九鬼っていうおっさん家臣に惚れているんですよ。でも心の中がダダ漏れすぎる青年なので、恋心は城中が気付いている。勿論九鬼本人も気付いている。けど九鬼には死んだ奥さんがいて、彼女のために毎朝読経を上げているほど。
彼の心に自分の入る場所などないと、八木は切ない恋心を募らせる…。
というキュンなラブなんですよ。八木が傷つくとこも告白するとこも、何ともドキドキキュンキュンします。しかもエッチシーンも一応ちゃんとあるんですよ、まさかこの本でそういうシーンが来るとは思わなかった、こういう類のキュンもあるとは思わなかった。
絵が元々シリアスなので、迫力あるんですよね、エッチシーンも何もかも。説得力があるというか。
一応この二人がくっつくのも猫ちゃんが色々協力してますから。猫ちゃんはどんなシリアスにでも絶対に居ます、凄い存在感です。

そんな訳でとにかく盛りだくさんの楽しい一冊です。
これは本当に読んでよかった、アンケートに書いてくださった方にお礼を言いたい、ありがとうございました!
2巻が楽しみだなあ、猫ちゃんあの青年の姿になればいいのにな!そんで八木と九鬼のその後も読みたい。あっちの七尾のカップルのその後も見たい。
早く早く、早く2巻が読めますように!




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3日
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以上の記事と携帯から拍手を頂きました。
どうもありがとうございました!

不測の恋情…宮田先輩!!

今日は凄い風でしたが皆さんお怪我はなかったですか?
ほんと台風みたいでしたよね、何か飛んでこないかとヒヤヒヤしました。まだ外は風の音が強いです。明日は収まればいいんですけどね〜。





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