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ひみつのお花ちゃん * 真柄うしろ

えーーーー!!!!お、お、お、お、面白かったーーーーーー!!!!
凄い!!凄い面白かった!!凄い面白かった!!!どうしよう!?

いや、私この方、こないだcab買った時に短編を読んだんですよ。それこの本の中にも入ってたんですが、それが凄い面白くてキュン泣きだったんですね。なので新刊は買ってみようとチェックしていたのでした。
そのcabはコレ→ cab vol.13

いや〜…なに?この個性って何?面白いんだけど!!すっごく笑えるし、すっごく泣けて、最後の話なんてずーっと泣きながら読んだなあ、例によってやっぱりこの良さをうまく言葉で表現できないのでだらだら書いてしまうんだけども…物凄く一生懸命な気持ちの中にある滑稽さっていうの?他人のあまりにあまりの一生懸命な姿って滑稽に見えることってある、でもそれを通り過ぎるとなんか切ないような気持ちになったりする…なんかそういう感じだろうか。恥ずかしい気持ちとか、純粋な一途な気持ちが描かれてあるんだけども、どれもとてもカッコ悪いんですよね。全然綺麗じゃないし、なんか間が抜けててさ。でもすっごく愛しくて、じわ〜っと凄く泣けてしまったー…。……あーんなんて言っていいか分からない!
でもとにかくすっごく良かった!
超!超!新星!!

これ短編集なんだけど、とにかくどれとっても最高に良かったです。私は最高に好きでした。
どれもこれも物凄く胸にぐっと来るような瞬間があって、でも全体的には笑かしてくるんですよ。なんか凄く斬新なんですよ。そこから来るの!?みたいな。だからと言って突拍子もない内容ではなくて、ストーリーはいたって普通に、友達に片思いしている男子校生の話とか、イケメンに気に入られる不細工の話とか…表題作はちょっとあんまり見ないような話だったけど、でも全体的にストーリーはそんなに変わってるわけでもない。だからやっぱりね、アプローチがいいんですよ、目の付け所にオリジナリティがあるんだろうなって、あと表現力があるんだろうな〜って、とにかく面白かったので色々感心してしまいました。


以下ネタばれます。
…が、ネタバレしないで読んだ方が個人的には面白いと思うので、その辺踏まえて頂いた方がいいかもしれません。









本当にどの話も好きだったんだけど、一番泣いたのは表題作かなあ…。
上にも書いたけど特に表題作はネタバレしないで読んだ方がいいと思うのです!なので興味持たれた方はこの先薄目スルー推奨……。

しょっちゅう女の子に間違われる事が自分的には面白くない、可愛い高校生蓮田。彼はある日、学校でも番長と噂されるごっつい強面の桜庭の秘密を目撃してしまう。なんと彼のごっつい胸に、女物の…あれが……。
恐ろしいものを見てしまったと逃げる蓮田を追う桜庭!誰にも言わないという蓮田に桜庭は怖い顔で自分と一緒にソレを買いに行ってくれ!と、言う。今まで入りたくても入れなかったけど、蓮田なら女のふりをしてもばれないから、女のふりして一緒にソレのショップに来て欲しい、と。物凄いイヤだけど、あまりに必死な迫力と、あと怖くて思わず頷いてしまう蓮田。結局一緒に自分だって入った事もないし入りたくもない女の子のお店に向かう事に…。

と、言う話なのです。
これがね、泣けたんですよ〜…。
ゴツくて恐ろしげで目つきの悪い桜庭。彼は誰に打ち明ける事もなく、誰に迷惑を掛けることもなく、ただただ、それが好きだった。自分ひとりで、自分の好きなもの…性癖と言っていいのだろうか、それを大事にしていた。
かたや蓮田は、女の子と間違われる事がイヤで仕方がない。きっと自分は男が好きな男なんだろうけども、自分は男で女じゃない。自分に女を求めてくる奴は多いけど、そうじゃなくて、男としての自分自身を見て欲しい。
心の中にそういう思いを抱えている蓮田が、とても少数派の性癖を持つ桜庭と出会って、彼と交流していく話なんですね。
なんつうかなあ…桜庭がそういう嗜好を持っている事を、蓮田は全然馬鹿にしないんですよね。気持ち悪いとも言わないし…そりゃびっくりはするんだけども。自分のはかりで桜庭を判断しなくて、桜庭が何を嬉しいと思うか、桜庭が今どういう思いでいるかっていう、小さいところを凄い気付いてあげていて、物凄い優しい子なんですよね。蓮田が桜庭に持った感想は、気持ち悪いとかじゃなくて、"桜庭って、スキップしたり、ありがとうって言ったりするんだな。" なんですよ。
そういうとこに感心して、そういうとこを印象に残す。見るべきものを見ている気がする。惑わされていない気がする。

まあとかく…特殊な性癖を持つ人間は疎んじられるものだけど、これ読んでると、こんな桜庭を一体誰に責める権利があるというのか…と思っちゃうよな。ゴツイ体を気にしてプリン一個、だって。嬉しそうに袋を触ってさ。桜庭は何も悪い事をしていない。何にも悪い事をしていないのに、存在してはいけないというのだろうか。常々考えているんだけども…やっぱりまた考えちゃうよなあ、こういう事。
しかし正直なところ私の身近にこのような男がいたとして、私がその男をフラットな目で見て話を聞いてあげられるかどうかは物凄く疑問です。まず今視界に入っている狭い世界に照らし合わせて物事を判断してしまう、私は狭い人間ですね。時間がたてば、彼を理解すれば、その限りではないと思うけども。
私が否定するという事は、その人の存在を否定する事に他ならないのだろうか。認めるという事は受け入れるという事だろうか。好きではないけど否定はしない。…って、まあよく使うんだけども、すっごく逃げ口上な気もするんだよな〜…。
うーんまあ、しかし、そういう私の心にこそ、ぐさっと響く良い作品だったと思います。
桜庭の、他人が見たら滑稽には違いないけども、自分にとってはとても真剣で、とてもいじらしい思いや願いに、物凄く泣けた。
なんだか凄く、泣けました。

蓮田を男らしいカッコいいという桜庭と、桜庭を可愛いという蓮田。この2人は見た目じゃなく本質で、相手を見ていて凄く凄く、ステキだなと思った。
そんであと、とにかく笑えたんですよね…。…スキップ!?とかね。あと最初の目撃した時の蓮田の顔とか…笑って泣き笑って泣きって感じでした。

ところで西けいこさんで昔こういう話があったよね、桃色の背中、だったかな?

その他の作品も全部全部凄く良かったなあ。
親友に片思いを続けている男子校生の話。これ、わ、笑った…。ものそい笑った!!
片思いしていて絶対言えないと思っていた気持ちが、その親友にばれちゃうんですよね。で、ばれた後の行動が本当に面白くて!動揺して窓から飛び降りようとしたりショックのあまり吐いてしまったり。あまりに激しく動揺するその様が可笑しいんだけども、でも、その真っ青ぶりは凄く伝わったよ、凄くよく分かるよ〜。
そんで結局親友に謝るんだけど、顔見せられないからってズボン!?そんなもん被られた日にゃまともに台詞が頭に入ってこないよ!
もうおっかしくて!しかも脱いだ後真顔だからね!
しかしこの真柄うしろさん、真顔に味があるんだよなあ。泣いたり笑ったりしている訳じゃない、じっと何かを見据えている真顔に物凄く含みがあるというか、物凄く何か心に形にできない言葉を持っていそうって思うんですよ。物凄い味なんですよ。
でも笑ってばっかじゃなくて、こんな風に顔を隠して謝って、これまでどおり友達で…なんて言うんだけど、友達でいたいなんて当然誤魔化しでしかない訳で、好きだっていう気持ちを持って、それを伝えてしまったら、もう絶対二度と、それがなかったときの二人には戻れないよね。絶対なかったことにはならない。振られるのも嫌われるのも怖いから、恋人になんて絶対なれないと諦めているから、「友達がいい」なんて言ってしまうだけで。
そういう自分の気持ちに気付いていく過程に、えらいじーんと来てしまいました。
しかし相手のこの親友の方も…どこまで本気なのこの子。たぶんなんも考えてないんだろうな。
お前のゲロを素手で受け止めたんだからおまえ自身を受け止められないわけはない!…ってなんて斬新な台詞なの!強引すぎるけどなんか思わず納得してしまいそう。

イケメン相手に卑屈になっていたらそのイケメンが自分を好きだと言ってきたあわわわ〜〜…。となっている不細工の話。
これもすっっっごい面白かった!
だってこの不細工のレベル……。そんじょそこらのBLで私見た事ないよ!脇役だったらいるよ?でも主人公でこのルックスはない!見たことない!!凄いーーー!!!
いやほんと、不細工…っていうか地味で花がない。この男の仕事場に自分と同姓同名の超イケメンがやってくる。当然同じ名前なのにと比べられる。自分は何も悪くないのに、不運な事ばかり、損な事ばかり。それでとうとう我慢ができずイケメンに腹立つ思いをぶちまけたらなんとそのイケメンにキスされたー!!
みたいな感じなんですよ。面白かった……凄い面白かった……。
この主人公の男の顔もしぐさも反応もいちいち全部面白かったんだけど、人に好かれたことがないから相手が男だとかすっ飛ばしてちょっとときめきそうになっているのがとにかく面白かったです。何度も何度もときめいて、は!違う違う!ってなってんの。笑ったー。特に最後のNO−!!に一番笑った。

貧乏ヤンキーの話。
これ泣いた〜…。なんて暖かい話なの。なんて優しいの、なんて逞しく力強いの、これぞ青春。青春のカホリがした〜!!
貧乏ヤンキーくんの暖かさに凄い涙が出た。小さい子供たちが兄ちゃんに凄い懐いてて、やきいもをとてもありがたいと思ったよ…。
恵まれているけど本当の自分で勝負できない子、この子が素直ないい子でよかった。最初はどうかと思ったけど、でも考えてみればこないだ高校生になったばっかりみたいな子供なのに、自立心持って自分の力で生きていきたいって、このままじゃ辛いって思ったわけで、どうにかしようと、強くなろうと一人で予定外の高校に入ったわけよね。いじらしいですよね。
これは…くによしくんが受…かな?私は攻でもいいな、受でもいいけど…どっちでもいいな。

鈍い先輩に恋して振り回されている後輩の話。
これが私が雑誌で読んだ話でした。こうして読み返してもやっぱり涙が出た〜…。
玉砕覚悟で片思いの先輩に告白して一回セックスしてくれと誘ったら意外にもあっさり受け入れられそれからズルズルとセフレの関係に。がしかし女たらしの先輩は後輩とエッチするようになっても相変わらず女の子と付き合ったり合コンに行ったり、後輩の存在なんてまるで気にしていない。そんな状態に後輩の方はどんどん耐えられなくなってきて、ある日とうとう先輩に、この関係をやめようと言ってみる。

という話で凄い切なくて泣いた。いい話でした。
後輩の片思いっぷりがとにかくとても切ない。それに対して先輩の無神経な言動。本当に明るく無神経な男なんですよこれでもかと無神経。…だから笑えるトコもいっぱいあったんだけど、後輩は一途に先輩を好きなので、そういう言葉の数々にいちいち傷つく。悩んで苦しむ後輩の姿がとてもいいです。
しかしこの先輩が今後ちゃんと恋愛してくれるのかどうか甚だ疑問だけどね…。
分かってんのかなちゃんと。いやこういう何も考えてなさそうなタイプは何も考えさせずに勢いと雰囲気で押した方がいいような気もするわー。

やー…とにかく一冊通して全部凄く面白かったです。
もっともっと良さを伝えたいけど、もうさっきから眠たくてとてもまともな感想書ける状態じゃなくて〜…。





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19日
僕の先輩(CD) * 羽生山へび子  キャラ創刊16周年記念バースデーフェア小冊子    絵日記  絵日記その2

以上の記事と携帯から拍手を頂きました!
どうもありがとございました!

ところで今日も絵日記にたくさん拍手を頂いて凄く凄く嬉しかったです!
また機会があったら絵日記書きたいです。






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Catergory in [comics : ま]その他 comments(0) trackbacks(0)
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