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極上の恋人 * 水名瀬雅良


極上の恋人の3巻と4巻がやっと出た〜。1と2の時同様、今回も3と4同時発売。…なんでいつも同時に発売なのだろう?
これ1と2は今奥付見ると2007年になってるから、実に4年待った事になります。
ついこないだ何かの記事で…ロン毛特集だったかで、極上の恋人の続きはでないのだろうか…とちょうど書いたところだったんですよね、タイミング良かったなあ。

しかし、ほんともう出ないのかと思ってた。間に4年開いたけどちゃんと出て嬉しいです。

これモデルの話なんです。
我侭で自己中で自信過剰のどうしようもない年下の攻と、元モデルだけど今はマネージャーをやってる年上の受との話で、1巻の表紙のロン毛の彼が、受の年上マネージャーです。
1巻と2巻の感想をこのブログには書いてないんだけども、まあとにかく、我侭で嫌な男なんです攻の年下が。
私は基本的に年下攻が絶対だというタイプなのですが、今度ばかりは、本当にこの話ばかりはこの年下を応援する気にならず…。1巻と2巻の時も、とにかく攻を好きになれなくて、コイツほんとどうなんだってずっと思ってたんですよね。
それがこの3と4でどう変わるか。何か変わるのかっていうのが、気になるところだったのですが…。
私はアキトを応援していたのです、マネージャーの元彼です。

詳しい内容は以下に。ネタバレします。





匡弘は元モデルで今は有能なマネージャー。その匡弘のいるモデル事務所に新人として入ってくる事になったのが、取引先の銀行のトップのボンクラ息子で、我侭で甘えた高校生の良海。実力も何もない素人の新人がコネのごり押しで入ってきたくせに、何かっちゃすぐオヤジに言いつけてやる!って口に出しちゃうっていう、まあとにかく全く同情の余地のない、親の七光りのバカ息子です。私にはバカ息子としか思えない。何度読んでもこの子を好きになる理由を見つけられない。
匡弘は嫌々ながらもこの子のマネージャーになるんだけど、性格は最悪の良海でも、見た目は悪くない。モデルとしては通用しそうだと、良海の才能を嗅ぎ取った匡弘は、とりあえず良海の為に仕事を取ってくるんだけども、良海の方は自分に媚を売らない匡弘が気に食わない。しかも、匡弘はあのトップモデルのアキトの恋人だと言う。アキトを何故かライバル視している良海は、アキトの恋人だという匡弘に興味が沸いて、ちょっかいを出したら、手馴れた匡弘に逆に手玉に取られてしまう。腹は立つけど匡弘の事が気になって仕方がなくなった良海は、父親を引き合いに出して、自分のいう事を聞けと脅迫し、匡弘を抱く。
いつのまにか匡弘を好きになっている良海は、我侭を言ってはその気のない匡弘を無理矢理抱こうとし、匡弘の方はとりあえずいう事を聞いておけばそのうち飽きるだろうと、一歩引いたところで良海を受け入れる。
そんな時、アキトが海外から日本に帰ってくる。

……というのが1巻くらいの内容です。
それから4巻まで、良海が匡弘を好きだ好きだっつって強引に抱きまくって、初めは全然その気のなかった匡弘を落としてしまうという…。

しかし私は…アキトがーーー…。
アキト押しだったのです、アキトがほんっとにカッコよくて優しいいい男で、なんで匡弘は良海に行っちゃったのー??
もうぜんっぜんわかんないんですけど、もうぜんっぜん良海のいいところが見つけられない!!
絶対アキトのがいいよね、絶対アキトですよね??
ちくしょー…。
4年ぶりに読んでやっぱりアキトだったよ、もうアキトの事しか考えられない!

アキトっていうのは、3巻の表紙の人です。カッコいいでしょ〜。
この人、元々匡弘がモデルをやってた時から付き合ってて恋人だったんです。匡弘に色々あってモデルをやめる事になって、アキトのマネージャーになった後も、二人は恋人としてうまくやっていた。アキトをトップにする為に2人で頑張ってた。だけど、アキトに海外に行く話が来て、チャンスだからとアキトは一人で旅立ってしまうんですね。勿論一緒についてきて欲しいって匡弘には言うんだけど、匡弘は海外で自分にできる事はないからって、日本に止まったんですよ。その間少し距離を置こうってことで、厳密にはまだはっきり別れているという訳じゃなくて、保留状態。別に嫌いになった訳じゃないという状態なんです。
なのに、やっと日本に帰ってきたら、匡弘はアキトのマネージャーじゃなくなっていて、なんか生意気な高校生のマネージャーになってんですよ。で、目の前でその高校生がまさに匡弘を抱こうとしている訳ですよ。
ひどくないですか〜〜…。アキトが不憫で不憫で…。
お互い文句言わない約束だからって言ったって、私だったらはらわた煮えくり返るけど!
でもアキトは何にも文句言わないんですよ。なんでか匡弘がはっきりと、自分が脅迫されている事とか力づくでやられている事とか、アキトに言わないんですよ、別に言ったっていいと思うのにプライドなのだろうか、何でもないふりするんですよね。きっとアキトはヤキモキしたに違いないよ、絶対苦しいよ。

アキトがこんな思いをしているというのに肝心の良海は、「俺を優先しろ!」だの「俺の物になれ!」だの、挙句の果てにアキトへの願掛けで伸ばしてた髪の毛を無理矢理切ろうとしたり…!なんなのこのガキー…。誰か私に良海のいいとこ教えてよ〜。
…負けず嫌いの性格は、モデルとしてはいいのかもしれない…。一個だけ見つけた、いいとこ…。
いやほんと、いちいち本当に言動がしょうもないんですよ。親の力を笠にきて、ほんといっちいちムカつくんです、ろくでもない。

そんで匡弘も匡弘なんですよ、そりゃごり押ししてきた良海の父親が一番悪いんだけども、それにしたって仕事の事は言うけども、体の事とか気持ちの事とか、良海の恋心について一つもまともに向き合おうとしなくて、なあなあで流してるんですよね。だから、どの方向に対しても不誠実な事になっている。アキトに対しても良海に対しても。まあ、良海は脅迫の上に無理矢理という最悪なアプローチなので、こんな良海に対して誠実であれなんて無理な話なんだけどさ。
だけど気持ち的な事には何もかもを誤魔化している感じがして、凄くなんか…だからやっぱ…アキトが可哀想じゃないかと!

…もうアキト側からしか物事が見られない…。

まあ2巻くらいまで本当に良海が最悪なので、3巻以降どんだけ変わるかがほんと肝だったんですけども、それが…どうだろうなあ、アキトに肩入れしすぎてわかんないよ。
だけどこの男はとにかく全然反省しなかったって事だけは確かだよ。
自分が匡弘に対して何をしたかって事について、ちゃんと省みてくれれば、最後には愛しく思って終えられたかもしれないんだけども、結局最後まで良海は、自分の甘えた言動にして、なんっっっにも反省しなかった。全然挫折しなかったんだよ、悔しい〜〜。
どんなダメ男でも、挫折したり傷ついたり、自分を省みる瞬間がやってくる事によって、愛しいなあと思えたりもするもんなんですよね。
でも良海はね、結局一度も挫折せず、好きだ好きだと強引にモノにした男を恋人にして、結局トップの座まで上り詰めるなんて……どんだけ舐めてんの〜!きーらーいーよ〜

まあね、3巻以降はそれでも少し大人になって、一生懸命匡弘を口説いたり、モデルの仕事を頑張ったりして、少しは殊勝な態度が見られるんですけどもね、目線も表情も少し落ち着いてくる。
だけどやっぱり最初の印象を覆すような大きな挫折は、この人にはやってこないんですよ、匡弘だって結局良海の事好きになるんだし。アキトから結局何もかも奪ったじゃん。
やっぱきらいよ〜。

アキト…最後に抱かせてくれ…ってもう、泣ける、可哀想過ぎて。
優しくて頭が良くて本当に、損するよなあ、この性格。強引に奪ってれば匡弘は流されたと思うのに…。
ずーっと2人でやってきたんだろうになあ。一人で外国行ったのだって、そうするしかなかったんだし。匡弘だって事情があったし、一緒にはどうしても行けなかったんだし。んで帰ってきたら高校生に匡弘取られてさあ…。あ〜不憫で不憫でどうしようもない。向こうに行くんじゃなかった…って…。ちょっと泣けたなあ…。

ところで匡弘が自分の気持ちに気付く切っ掛けになった遊佐さんだけども、この人が私好きだったな。眼鏡の色っぽい社長さんで、たぶん受です。もうこの人でいいからアキトも幸せになって欲しかったけど、どうもそこはなさそう。

アキトの事ばかり考えてしまって、ほんっとギリギリしながら読んでしまったのですが、そんだけ夢中になるくらいには面白かったという事です。

面白かったです!
色々腹が立ったり悔しかったりしたけども、かなり夢中になって読んでしまってた。

これで極上の恋人はやっと終わりましたね。4巻もあったなんて、凄い長かったんだな〜。
でも一気に読んでみると全然長い感じがしなかったな、あっという間だった。





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Catergory in [comics : ま]その他 comments(2) trackbacks(0)
Comment
ヨルコ says : at 2012/01/07 00:36
ジンさんはじめまして、コメントありがとうございました。

文章褒めて頂いて嬉しいです〜。
そう言われて今読み返してみると、これは相当な勢いで書いてますね、もうよっぽど納得行かなかったんでしょうね、気持ちが文章によく表れているなあ…。

新田さんは実はほとんど読んだ事がなくて、苦手だという思い込みがあったためにずっとあんまり意識した事もなかったんですが、去年やっと春抱きを読んでみようかという気になりまして、しかし一気読みできず今3巻で止まっております…。
いやでもいつか絶対全部読みます。そしたら感想書きますのでぜひぜひ遊びに来て下さい。

頂いたコメントの中に少し公開を迷うことがありましたので、大変申し訳ありませんが、今回は非公開にさせて頂きました。
がしかし、私はきちんと拝見しておりますのでご安心下さい。

私も春抱き早く読もう!
- says : at 2012/01/06 02:00
管理者の承認待ちコメントです。
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