Archives by Month:
Archives by Category:
Entry: main  << >>

あっちとこっち * 腰乃

兄さんへの激しい興奮がいまだ冷めやらない私ですが、次々次々と面白いマンガがやってくるもので、今日は腰乃さんの新刊を楽しみました〜!

で、腰乃さんは今回もやっぱりすっっっっごーーーーっく、面白かった!
私的にはこないだの鮫島くんよりも弱冠こっちのが好きかな〜って感じかな、年下の攻が分かりやすく健気で、とてもストレートでキュンキュンしました。
けど私こないだから思ってるんだけど、腰乃さんの話はなんかそういう、相手がサラリーマンとか、高校生とか、コンビニ店員とか、そういうキャラの設定はあんまり関係ない気がする、年齢職業立場関係なく、ただただ腰乃キャラ!
とにかく腰乃キャラを楽しむような話だと思うので、私にとってはあんまりこの人たちが何やってようが関係ない感じかなあ。

でもこれもよく友達連中と話すのですが、BL読みにも色々いて、とにかく設定重視、設定だけあれば自分で妄想して楽しめる自己発電タイプと、設定云々よりとにかくストーリー、とにかく感情表現重視といて、もう全然読み方違うと思うよね。
だから一概に言えないですねほんと、いい作品って何なのか。

いや、答えは簡単、自分がいいと思ったら自分にとってはいい作品ってことなんだけども。

私はどっちかと言われたらたぶん、勝手に妄想して楽しむ事は絶対にできないタイプです。
なので、きっちりとした表現力が欲しい、小説でもマンガでも。恋愛感情を、表現してなんぼだと思っている、表現された事が、私の心に入って響いて初めて私にとっての価値がある。設定やあらすじを追っただけみたいな小説やマンガは、やっぱり読んでも楽しくないです。
…ってことをこないだ友達と延々と話してたんだよね。

はー腰乃さんと全然関係ない事でくだを巻いてしまったー…。すみません。
ところで腰乃さんこないだ新刊出たばっかですよね、また読めて嬉しいなあ!

以下ネタばれます。





高校生の中島は、タバコを持っていた事が学校にばれて、罰として夏休み中に学校の花壇の世話を言い渡される。嫌々ながらも荒れ果てて雑草だらけだった花壇を綺麗にしたら、フェンスの向こう側は隣の会社の敷地で、そこで中島は松坂さんというサラリーマンと出会う。飄々として常に人を小ばかにしたような振る舞いをする松坂を、初めは変な奴だといけすかないと思ってた中島だけど、毎日のように昼休憩、中島が世話してる花壇の、フェンス越しの向こう側のベンチで昼休憩を過ごす松坂さんと会っているうちに、彼に会うのを待ち侘びるように。偶然彼のプライベートや恋愛事情を知ってしまってからますます彼が気になって、勢い余って告白を。だけど、物凄い勢いで口説いてしまって、自分の気持ちは募るけど、相手の気持ちはなかなか分からず、飄々としているかと思えば純情な一面もあり、答えてくれるのかと思えばスルッと逃げる、松坂の気持ちも彼との距離も分からず、恋もキスも何もかもした事がない純情な中島は、年上の人への恋心に悶々と悩むのでした。

…という話だと思います。
いつものように、この2人が延々と気持ちのやり取り駆け引きを繰り返すんだけども、駆け引きと言っても中島は初心な高校生で、とっても一途に真っ直ぐ、松坂さんを追いかけるんですよね。
やっぱりとても印象的だと思うのは、松坂を口説く、彼に告白する中島の台詞や、この一途な行動でしょうか、なんかこう、凄くぐっと来る事をするんですよ、唸っちゃうような。

この子初めは割とチャラいのかと思ってたんだけど、実は純情ないい子なんですよね。
まず大体夏休み中に毎日花壇の手入れしてるって事自体凄くいい子、罰だって言ってもサボることだってできるわけで。
勿論途中からは、松坂さんがいたから毎日真面目に続けられた花壇の世話だったんだけど、でもそうしているうちに、ちゃんと花を大事に思って、きっちり花の世話を始めるんですよ、すっごくいい子なんですよ。植物を大事にできるなんて、心根が暖かいよね。
で、松坂さんというのが、同僚を好きで、彼がまた同僚の女と付き合っているのを側で見ていなければいけないという辛い立場にあって、叶わない片思いを引き摺っていたんですね。
そういう彼が、中島の心に突き刺さったわけです。この子はたぶん17くらい。で、松坂は23歳。まあ23なんてほとんど子供だけど、17歳と言う年齢から見たら23は大人だよな。
その大人にぶつかっていく中島の、告白。
"一日の大半違う人の事を考えていてもいい、30分だけでいいからその時間を俺にちょうだい。"
そんなようなことを言って、手作りの名刺を渡す……という、この純情!!!
キュンとした!キュンとした!!

名刺っていうのはアレです、松坂の名刺が知り合う切っ掛けだったから。
手書きのあの名刺…あれなんだか、とってもなんか恥ずかしいようだけど、とってもよかったです、凄く一途な気持ちが、あの文字に込められてたと思うよ〜。
30分って言うのは、いつも会っている、松坂の昼休憩の30分です。その時間だけでも自分にくれと言っている訳です。
しかも、松坂が黒髪短髪が好きだって言ったから、髪をすぐに黒く染めるんですよね、なんかもう、この子のやることなすこと不憫なくらいストレートで、私愛しくてたまらなかったなあ。

それに比べると松坂は分かりにくい奴なんですけども、でも一貫しているのは、なんだかとりあえず逃げるっていう。
何かある度に、何か状況が変わったり、対処できないことが起きるととりあえず目の前の事から逃げ出してしまう。一回逃げて時間置いたり落ち着くと割と素直になるんだけど、中島が正面からガーっと真っ直ぐ切り込んでくると対処に困って軽口で誤魔化したり逃げたりしてしまう。
なんか面倒くさい男だなと思うんだけど、中島はそんな松坂の事が好きでしょうがないし、常に一生懸命追いかけているので、どんなに松坂が逃げたって、逃げさせてしまった自分が悪いと反省しております。
勿論中島だって、夢中になって見境がなくなることが何度かあったから、中島にも非はあると思うけど、でもやっぱり松坂はもうちょっと分かりやすく、真っ直ぐに中島に向き合ってやって欲しいと何度も思ったよ、だって凄く中島が不憫なんですよ〜。

キスしたことないから練習したり、キスして逃げられて何日か会えなくて、あんな事するんじゃなかったって後悔して、目を瞑った自分の顔が変だったのかって考えたり、冬の花壇で毎日松坂の事待っててさあ。そんな純情、愛しくないわけがない。
付き合って四ヶ月も何もない状態じゃ、そりゃ悶々するよ、そりゃ触りたいよ、何かしたいよ。
一途さがとても空回りしてるんですよ。で、一途で未経験なあまりに、松坂から発せられる信号や、せっかくのお誘いなんかにも全然気付かなくて結果とても損してるという…。

松坂も可愛いところはいっぱいあるんですよね、分かりにくいけど、一応中島を好きなので、誘ってみたり、自分から何とか近付こうとしてくれてはいる。
雨の中、中島を探しているところなんて凄く可愛かったなあ。控えめに誘うところは全部可愛かった。熱の時も可愛かったけど、中島をお見舞いに行った時に、椅子に跨ってなにやら可愛らしい仕草をしていたりして、この人全然男前じゃなくて、たぶん相当不細工だと思うんだけど、でもその不細工さが凄く可愛い人だな〜って、表情とか仕種でそんな風に思った。

とにかくそんな二人の気持ちが微妙にかみ合わなくて、どうもスムーズに前に進まないという事なんですが、それを、二人の間にフェンスがあるっていう風に表現してあるのがとても新鮮で、面白かったです。出会ったときと、逢瀬を重ねた、花壇の前にあったフェンスの事です。
あれがあってどうしてもお互いに、自分たちの間にフェンスを作ってしまって、なかなかそこを越えられないという事なんですよ。
上手い具合に表してあるなあと思った。

あと、松坂さんの乳首を見てしまってから頭の中乳首で埋め尽くされちゃった中島とか可笑しかった。まさにいやらしい妄想だらけでどうにもこうにもにっちもさっちもどうにもならん!という中島の状況が、とってもよく分かりました。

なんか今回、ちょっと絵が雑になった感じがあったんですよね、私腰乃さんの描く男の裸が好きだったんだけど、今回あんまりちょっと、ラインが好きじゃないなあと思いました。…けどまあ、そんなのは小さい事で、マンガが面白ければ問題ないんですけどね。
松坂の微妙な不細工さも、こんな不細工な男、これまで描いた事あったっけ…?と、なんか新鮮な感じがして私は好きだった。

一冊全部2人の話で、やっぱりすっごく楽しかったです。
終わった時に、え!?もう終わっちゃったの!?って、凄い寂しかったんですよね、なんか続編読みたいです。もっともっとこの2人の話が読みたかったな〜。





------------------------------------------------------





9〜10日
未完成 * 凪良ゆう  何故BLなのだろうか。  キャッスルマンゴー 1 * 小椋ムク/木原音瀬  おおさかから。  恋する暴君/GUSH11年6月号  本棚とBL収納  恋する暴君/GUSH11年6月号

以上の記事と、携帯から拍手を頂きました。
どうもありがとうございました!

暴君の記事にたくさん下さってありがとうございます。
きっとみなさん、ぬおおおお〜〜〜〜っっっってなったんですね〜………。
なりますよね〜〜〜。

ところで書くの忘れたんですけど、暴君の一個前に載ってた天城れのさんの漫画が激しく楽しかったんですけど……ももあ〜なって……無理だし!!
いじけた上司も可愛かった〜〜〜。天城れのさんのああいう上司は本当にどうにかしてやりたいですね、可愛くてたまんない!

あと今日は岡田屋さんの新刊も読みました、面白かったです。
あとレオパード白書の3も遅くなったけど読みました、これも凄い面白かった!





拍手する
Catergory in [comics : か]腰乃 comments(0) trackbacks(0)
Comment
Leave a Reply








Submit
Trackback

with Ajax Amazon