溺愛ハニーバンチ 1 * 南野ましろ
出ました。とうとうこの時が…。
私が今世紀最大に楽しみにしていたましろさんの新刊です。なんつうかこの…ましろさんを好きというこの気持ちを、どう言ったらいいものか分からないんですけども、とにかく好きです。本当に7月の新刊の中で一番楽しみでした。何よりこの一冊が読みたかったです。
これはなんというのか、とにかくましろさんに触れたい。なので正直言うともう、内容は何でもいいという感じで、ましろさんの絵と、この雰囲気さえあれば、物凄く楽しめるんです私。そして、いつまでもいつまでも触れて安心したいと言うような、何だか麻薬のような安心感があります、ましろさんの本。
この一冊だって、3年くらいかけて出た一冊なんですよ。2007年から連載していたものらしいです。
……そう思うと、次に出るのいつだろうとか、凄く不安な気持ちになるんですけども…。
とにかくこれ一冊出て凄く嬉しい。
まああの〜内容はいつものごとく、何が起こるというでもなし、何を悩むというでもなし、平板な感じでとんとんとんとん進むんですけども、これこそに癒されるというか…これが読みたかったわけで、凄く嬉しかったです。ましろさんが何を描いてもいい、もうましろさんが何か描いてくれたら全部幸せ。
…みたいな勢いです、どうしよう!!!
ましろさんの描く人たちには幾つかタイプがあると思うんですよね。まず攻はぼんやりか野獣、両極端が多い。受は大抵とんちんかんか初心か自虐。全部合わさっている事も多いです。全てのキャラに共通しているのは、とにかく相手を何よりもまず大好きだって事ですね。そうか、ここが安心感なんだな…。好きな相手を気持ちの部分で決して裏切らないというカップルですよね。好きという感情に何も理屈がないよね、好きだから好き、一回好きになったら何もかも投げ出す勢いで好き、自分よりも世界中よりも好き。…というほどに闇雲に相手を好きで居てくれる。そういう部分に感じる安心感っていうのもあるんだなあ……と、ましろさんによりまた一つ学んだ私でありました…。
で、今回のカップルは、ぼんやりと見せかけた野獣…あ、この攻タイプ一番多いかもな。と、初心なとんちんかんというカップルで…要するにいつものとおり、ザ・ましろ!!っつう感じでした、楽しかったー!!
以下ネタばれます。
幼馴染みの高校生二人の話なんですけども、まあ最初から付き合っているので、付き合っていることについての葛藤などは一切なしで、とにかく攻がしょっちゅうやりたがるので、攻が大好きな受は断りきれず、エッチばっかりしているという話です。
受のなつめが何とももうえらい可愛いキャラでした。頭もいいし運動もできるし、全てに置いてパーフェクトなんだけど、料理の才能が壊滅的。何をどうやっても美味しい料理を作れない。だけど、そのまずいなつめの料理を、彼氏の八広は文句も言わず全部食べてくれる。その度になつめはきゅ〜んっとなってしまってますます八広にときめいてしまってますけども、八広がもう…大人しいんだけど腹黒いやりたがりでどうしようもなかった。
あんなにまでしょっちゅうしょっちゅうやってたらなっちゃんのお尻確実にどうにかなっちゃうよと不安になるほどに、いつでもどこでもなっちゃんをやりたい放題でしたこのヤロウ。しまいにゃなっちゃんが可愛そうになってくるくらい、性欲の塊みたいな男だったよ、なっちゃんこんな男のどこがいいの。
でもなっちゃんの反応が本当にいちいち可愛くて、それが最初から最後までにま〜っとしてしまうところだった。
最初の方、八広が引っ越しちゃうかも…ってなったときとか凄い可愛かった、「やーちゃん…」とかゆって服の端っこ捕まえて。うちに泊まれって言うのも八広の服の中隠れて言ってんの、すごいかわいい〜。
あとキスマークうまくつけられない…ってガジって齧り付いてるとことか、キスマークばれるからって必死に蚊を探したりしてるとことか、初心くて凄い可愛い。
大してエロくはないんですけども、やってる事は割りといやらしいんですよね、テスト勉強しながらエッチとか、いたずら、的な、おしおき、的な……プレイ?のほほんとしているようでプレイに満ち満ちている一冊なんですよ実はね…。
なっちゃんのお尻と足、カワイイよね。
まあとにかく、楽しくて癒された。
ほんと何つう事もないお話なので、どこがどうでこうで…というところもないんですよね。
けど、そこがましろさん的な良さでもあると思うんです。十分楽しめました。ありがたい…。
あー…次新しいましろさんに触れられるのはいつの事になるのだろう。
はー淋しい。これきっと2巻はまだまだ先だろうし、とりあえずはこの本を延々読み返すしかないな…。
私の一番の楽しみが終わってしまって、凄い淋しい気持ちでいっぱいです。
でもましろさんの新刊が加わって、寝る前に読む本が少し増えて幸せ。
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4日
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5日
夜をわたる月の船 * 木原音瀬 何故BLなのだろうか。 エンドゲーム 1 * 山中ヒコ 好きというのになぜかしら * 阿部あかね
以上の記事と携帯と、サイドバーの拍手ボタンから拍手を貰いました。
『エンドゲーム』には特にたくさん拍手を頂いて、どうもありがとうございました!
嬉しかったです。
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私はましろさんに遅咲きと言うか、去年くらいからちょっとずつ嵌って今年やっと大嵌りしたというましろ初心者なんですが、そのせいかブログやってる方でましろさん大好きって方をあまり見た事がなくて、なので凄く嬉しかったです。
この癒されるという感覚を、なかなかうまく表現できないんですけど、とにかく必ず裏切られないっていう安心感ありますよね。
そして何回も何回も読んでしまいます。
Dear+の方の連載も凄く好きです。新刊出るまで待ち遠しいですよね〜。
私も南野ましろさんが好きなので書き込みさせて頂きました。
読んでて本当に癒されますよね。
特に大事件があったりするわけじゃないんだけど、そこがいいですよねv