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みづいろとぴんく、それからだいだい。 * 小椋ムク

あ〜…信じられないほどにいじらしかった…。もうこの愛おしさをどう表現してよいやらさっぱり分からない。感想なんてまともに書けそうにありません、もうあまりに好きで!好き過ぎる!好きとしかいいようがないです、この作風、絵、キャラ、ストーリー。何もかも愛らしくてたまらない、気持ちがあまりに真っ直ぐで、いたいけです、こんなにも一途だなんてどうして〜?
あーもう、泣いた……。鼻水ズルズル言わせながら読んでしまいました、特異だよなこの愛らしさは。
…いや、私が何かこう…求めているものがあるとしたら、きっとここに色々詰め込まれているのではなかろうかと…自分が何を求めているかなんて別に意識したことないんですけども、たぶんここにあるようなものをとにかく常に欲してマンガを読んでいるような気がしますよ。…こんなに何から何まで自分好みだとそんな風にまで思ってしまう。

うーん本当に好きなんですよ、こんな風な感じが。一途に恋していたり、臆病で蹲っていたり、びくびくしていたりドキドキしていたり、生まれたての雛鳥みたいな感触です、この話たち。なんかこう…暖かくて、優しくてさ、柔らかくて、愛おしくて。溢れんばかりの好きだと言う気持ちが目に手に表れていて、紙面から訴えかけられているようで、本当にもう、きゅうううう〜〜っと捕まえられるんですよ、もう心も体も全て掴まれますよ、凄く大事で愛しいものがここにある気がする、宝物みたい。

ところで関係ない話ですが、私は今日家に帰ってきて、友達んちで昨日まで幾つか記事を書きました。それを、とても書き直したい…。
もうほっとんど寝ながら書いていて、毎日眠くてしょうがなかったんですよね…。そんな眠い状態で書いていたので、凄く書いた感がなく、集中できない中書いたので納得行かない。なんかもっと書きたいことあったのに、言いたい事がさっぱり書けてない感じがしていやだ〜。

なんかこう、ブログを更新している事自体、凄くサボっているような気がするんですよね。罪悪感が少しある。
なんで罪悪感があるかというと、一番楽しいからです。純粋に自分が楽しくてやっている趣味なので、きっと優先しなきゃいけない事がたくさん他にあるにも関わらず、毎日こうして好きなことをやってサボってる気がしてしまうんですよね。
だったら自分の状況とうまいことバランス取りながら、時間のあるときにやればいいじゃないかと言う事になるんですけども、それが私できない。0か100かしかできなくて、きっちり自分が良しとする状態で続けられないのなら、もう一切やらないと思うんですよね。理由や事柄は関係ないんですよ、ブログだろうと何だろうと、何事に対してもそうしかできない。物凄く、融通利かないんですよね〜…
趣味とうまい事つきあっていきたいんですけども、いつも一生懸命になってしまうので…って、なんでこんな事を書いているかというと、確実にただでさえ少ない自分の時間をブログに取られているからで…気付いてはいたけどそこ触れないようにしてたんですけどね、この間友達と話してて、なんつうか余暇みたいなものがあたしに一切ないと。一日のうち、ぼんやりしたり自分の好きな事をする時間というのが全てブログに行ってしまってて、そのほかの事をやる時間が一切ないんですよね。寝る前にマンガを読む事と、夜にブログを更新するということだけで全て余暇が終わる。本当はもっと趣味がたくさんあるんですけど、それらがどうしてもおろそかになっていて、それはブログのせいだな…という話になりまして…。
楽しい事を最優先してしまうしどうもね、しかもこの趣味はほとんど考えなくてよくて、思った事を書けばいいという、私にとってはとても形にするのに時間が掛からない趣味なんですねえ…。お誂え向き過ぎて、何を置いてもここを弄ってしまう。どうにかしないとな…。

えー全然関係ない事を何もムクさんの本の記事で書かずとも…。失敗した。けど消さない。
そう言えば6月が終わりましたね、いつのまに!
近々楽しい楽しい上半期ランキングをやらなきゃ!!

以下ムクさんマンガのネタばれ感想です。




表題作。
もう……どうしてえ〜〜〜??読むしかない。何も言葉にできません、このいじらしさ。読まなきゃ分かりません。
バスケットをやってる先輩後輩同士の話です。無口で不器用な後輩と、一応付き合っている先輩。だけど後輩の子は無愛想であまりに喋らないので考えている事が分かりにくい。きっと好きで付き合っている。お互い好き。キスは何度かした。だけど言葉がなさ過ぎるから、先輩の方は少し不安。そんな時、今日家に来ないかと誘われる。ついては来たものの、やっぱり後輩の態度は素っ気なくて、話しかけても返事しないし、どうなることかと思っていると、クールすぎると思っていた後輩の手は、実は震えていて、逸る気持ちを隠せずに、やっと招き入れた先輩を、自分の部屋で縋りつくように抱き締める。

…というね、十代の子の初心な一生懸命の恋心が、いじらしすぎて泣くしかないという、ほんっとうに良かったです…!!!良かったです、良かったです〜!!
どうしよう、言いたい事がいっぱいあると思ったのに、"良かった"しか言えない…。だって本当に、良かったんですよ〜。今ぱらっと捲っても涙が出た。
本当に、不器用な子なんです、後輩の百成って子が。言葉がうまくないんですね。気持ちをうまい事表に出せない。だから周りとうまくやれない。でも一生懸命努力して、一年なのに一人だけレギュラーなんですよね、でもそんな性格だから部活の先輩たちにも敵を作ってしまって、いつも一人きり。
そんな百成の頑張りを、受の先輩の子はちゃんと見てやっていて、この子凄く優しいんですよ、口下手で態度が悪いとか、そういう表面的な事で人を見ない。それに気も長い…。凄いいい子なんです。
何を考えているのか、言葉にも態度にも表れにくい百成からの、好きだと言う言葉もない「付き合ったらいいと思う」なんていう、一見とても勝手な告白を受け入れて、少しだけ表れる百成の必死な目の色だけで、百成の分かりにくい気持ちを何とか信じて、彼についていく…なんて。

そんで百成が本当に可愛くて。不器用すぎるんだけど、本当に一生懸命先輩を大好きです。好き過ぎてどうしたらいいか分からない。好きなのに、言葉で表現できない。
エッチしようにも手も震えて、興奮しすぎて鼻血吹いて、少しもカッコよくできないし、みっともない事の連続で、それでも絶対今日やる、やるんだって言い切る百成の、縋りつかんばかりの必死な気持ちが、本当に可愛らしく、本物で、嘘が少しもない感じがしました。百成の形振り構わない必死な気持ちを、傷つきやすい生まれたての心を、そのまま取り出して見せてくれているように感じた。恥ずかしい思いをいっぱい読んだ。
だけど、恥ずかしかったり傷ついたり怖かったりする、若くなくたって、歳を取ったって誰にだってあるその感情を、恐れずにこうして好きな人の前で曝け出して行く百成を見ていると、なんか…これが本物だなあという気がした。
これこそ恋だと、本物だって、そういう気がしました。
私はやっぱりね、スマートでいつでも体裁を取り繕って、済ました顔にオシャレな台詞で、カッコつけた顔で手に入れようとする恋なんて、これっぽっちも信じないよ。そんなもの少しも憧れない。嘘だからだよ。そんな嘘いらないよ。

好きだからエッチしたい、好きだから、好きだから。…好きだからだよな〜〜〜…。好きだからなんだよな。うまくできなくてごめんと、でもできて感極まって、色んな感情が昂ぶって泣いてしまう、瑞々しい心を持った百成、本当に涙が出るほどに、愛おしかったです。もうほんと…涙が出る、本当にいじらしすぎる。
一生懸命調べたんだろうな、エッチのやり方。どう言っていいかわからなかったけど、きっと一回のキスだって緊張して舞い上がって、ドキドキしてただろうな。できた日は嬉しくてしょうがなかっただろうな、先輩の体に触りたくて眠れない夜もあっただろうと思う、それを、無口で硬い表情の下に押し隠して、毎日どんな気持ちで先輩との僅かな時間を過ごしただろう…。

付き合う前のオマケ話、これがまた号泣だった…。バスケットボールがあるからそれでいいや…と、寂しさを紛らわそうとしていた百成に、自分を庇ってくれた先輩の声、そりゃもう忘れられない声になっただろうと思う。「そうですね」たったそれだけの事が言えない百成のもどかしさ、それだけの言葉を出せない不器用さが悲しくて、だけどそれを受け入れた先輩の優しさを思うと、なんだかもうありがたくて…。
もうあたし、何回泣けば気が済むのこれ…。捲るたびに泣けるんですけど…。まずい、もう目が痒くてしょうがないです…。

それから同時収録。
体の弱い子と幼馴染みの話、これがまた号泣…。
体が弱くて外で遊べない。友達が作れなくて内向的な佐和。そんな佐和と唯一一緒に遊んでくれた次春。5年前佐和は入院の為に都会の大きな病院に入ってしまって、子供の次春がしょっちゅう見舞いに行ける筈もなく、5年経って病気を治し、やっと戻ってきた佐和に会いに行ったら、成長して雰囲気の違ってしまった佐和は、次春を見てもニコリともしなかった。子供の頃、「つぐちゃんまた来てね」と、精一杯の気持ちを一生懸命口にしていた佐和。だけど、5年経って変わってしまった佐和を、次春はどう扱っていいか分からない。
…と言った話なんですが、これがまた本当にいじらしくて。
小さい佐和が、はにかみといじけているのとで自分から友達と仲良くできないのを、次春が側にいてやるんですね。だけど、絶対に一人で本を読んでいるより、友達が欲しいんです、この子。側にいてくれた次春のシャツの裾を掴んで、「また来てね」って、その一言を出す勇気が、もうどうしてもいじらしくて…また涙が出てきた…。
つぐちゃんまた来てね…って、抱きついていた子供の佐和を思うと、五年間どんな気持ちだっただろうと思うんですよ。好きだったんだろうな…。五年間ずっと次春に会いたくて、やっと戻ってきたのに素直になれず、入院生活の寂しさや、次春に会えなかった年月が佐和をいじけさせてしまっていて、どうしても素直に次春に気持ちをぶつけられない。
鼻水出てきた……。よくもこんだけ書きながら泣けるよな私…。
最後どうなることかと思ったけど、髪を切った佐和が凄く少年らしく活き活きしていて、少しホッとした。次春はいい子だから、きっと大丈夫だな、数年後きっと一緒にいられるよね。

幼稚園の先生の話。
これがまた泣けた〜〜〜凄いよかった、凄い凄いよかった〜!!
幼稚園の先生同士の話なんですけど、もう切なくて…やっぱり可愛くて、暖かくて、本当に胸がぎゅぎゅぎゅぎゅ〜っとなりました…。
園長先生でもある立花先生と、強面で子供がなかなか懐かない北上先生。北上はとても子供が好きならしいんだけど、顔が怖すぎるのでなかなか雇ってもらえない。立花は北上の一生懸命さに魅かれて迷いながらも彼を雇うんだけど、だけど最初から彼に心惹かれていた。
立花は実はゲイ。だけど若い頃に、付き合っていた男に妻子持ちだという事を隠されていた上に手酷くふられていて、二度と誰とも付き合わないと決めていた。自分の思いもいけない事だと封印しているんだけど、北上と一緒にいればいるほど、強面だけど優しくて一生懸命な北上に、立花の心は揺れてしまう。
でも、北上のいずれたくさん子供が欲しいというような夢を聞いて、立花の募る思いにはブレーキが掛かる。

という話です。
臆病な立花の、怯えるような恋の仕方がとても切なくて、だけど周りにいる子供の可愛さや、不器用でいつも怒ったような顔だけど、優しく真っ直ぐに立花の前に立つ北上の暖かさや力強さが凄く救ってくれて、優しくて…なんかもう、慰められるというか。こっちまで慰められるようなマンガだなあ…。
おばさん先生の言葉にも泣けた。"あまりに頑なで可哀想で言って上げられなかったけど、男の人を好きになったって、彼の何が変わる訳でもない。"…って。
そしてしゅうくん…かわいい。そんなに一途にまっすぐ「結婚してください」って。なんって可愛らしいの…!四葉を上げるのに、そんなもったいぶって〜あのね〜とかえとね〜とか言って、これだけで私泣けた。あまりに純粋な好意に泣けた。可愛いよ…この気持ち、大事にしてやりたい。
あとままごとで北上が犬役っていうのに笑った。不憫な。

あと幾つか同時収録あるんだけど、どれも良かったです。
白い鬼の話、なんかもう攻の子があまりに健気で…こんなにも他人を恨まないなんて、どうして?こんなにも心優しい子のせっかくの恋、絶対かなえてやりたい。

木曜日の逢瀬の話、これも雰囲気のあるいい短編だった。
てっきり不倫か何かしているんだと思っていたら、お互い気持ちがちゃんと通じ合ってなかっただけだった。幸せは凄く近くにあって、ホッとしました。凄く悲しそうな始まり方だったので、ハラハラした。

睫毛が震えていた話も凄く可愛かった。
眠っている親友にキスをしそうになるから、眠っていて欲しくない。そんな自分の気持ちを忘れたいから、彼にキスをした事をなかった事にしたいから、眠っている彼を起こしてしまうという、片思いの切ない話。攻の子が飄々としていて小憎たらしい感じなんだけど、カッコよかった。気持ちがばれてしまった時の受の子の顔に、やけにキュンっとなってしまった。可愛い話だった。

という訳でもう、半端ないキュンマンガでした…。
チビ絵の可愛さもとんでもない。
上半期…入ってくるなこれは。

は〜…書いてるだけで相当泣いた。
ほんと良かったです。





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Catergory in [comics : あ]小椋ムク comments(0) trackbacks(0)
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