Archives by Month:
Archives by Category:

青い鳥になりたい * 久我有加

久我さんの新刊ですが、これ、不実な男のスピンオフだったのです。
不実な男というのはコレ→  不実な男 * 久我有加

で、とにかく私は久我有加さんの話のなかで、今んとこ未だに『不実な男』が一番大好きなのです。可愛らしい大人の人が受で、昨日久々にパラパラ読み返してみたんだけども、ちょろっと読み返しただけでもやっぱりキュン泣きしてしまった、もう本当に受の年上、可愛くって!ひょうたさんの挿絵もいいんですよね〜。

で、今回それのスピンオフで、挿絵も同じひょうたさんで、凄く楽しみにしてたのですが、読んでみると『不実な男』の主人公達はほとんど無関係でした。これは『不実な男』に脇役として出てきた、どうにも我侭な子、その子の恋の話でした。なのでこれ一冊、単独で読める感じ。
でも、『不実な男』とはほとんど関係ない話ではあったけども、こっちもとても面白かったです。

その我侭な子に恋をする主人公が、なんとも不思議な魅力を持った、自然を愛する朴訥で真面目で優しい包容力のある青年で、この子が凄く魅力的だったんです。私はあんまり読んだ事がないような気がするくらい、なんつうか本当に飾らなくて、地味で、清々しい気持ちになるというか…。こういう類の気持ちを攻に持ったことがあるだろうか…という、オリジナリティがあったんですよねえ。
対して受の子が、まあ本当に身勝手な子なんですけどね。我侭でダメな子なんですよね〜…正直者ではあるんだろうけども。
そんな二人のラブストーリーでしたが、飽きることなく最後まで夢中にさせてくれました。山や鳥を見る主人公の目線が、なんとも心地よくて、そういう描写描写が入ることで、心が洗われた気がしました。不思議です。

以下ネタばれます。


Read more...


拍手する
Catergory in [novels]久我有加 comments(2) trackbacks(0)

いつかお姫様が * 久我有加

何だか凄く久しぶりな気がする久我有加さんの新刊ですが、面白かったです。
そんなにギャーっ!!って叫びたい程感情を揺さぶられた訳でもないんですけど…言ってみりゃ割とあっさりめだったんですけど、でも読みやすくてちょっとキュンっとして、何等引っ掛かるところもなく、楽しく読めて、読後感もよかったので、かなり満足です。

これはごつめ受ですね、受攻が見た目と逆というタイプの話です。
私は見た目と受攻が逆かどうかってよりも、とにかく受のタイプが好きかどうかが、BLを選ぶ時の基準98%なので、常に、最終的にどっちが受なんだ、という所を凄く気にしています…。なんかしょうがねーなそれ…。

んで、こういう、背が高くてごっつくてカッコいいタイプの人が受……なのは基本的にはあんまりタイプじゃないんです。
でも例えば砂原さんの『ミスター・ロマンチストの恋』とか、確か須和雪里さんでもそういうのがなかったかなあ、そういうのって凄く面白いの多いですよね?ストーリーで読ませるのが多いです、キュンっとするものも多い。きっとギャップにやられるんですね。
なのでこの本も、凄く面白そうだと思ってかなり期待してました。

で、読んでみたんですが、この受はあの、見た目はごついけど性格乙女!って程でもなかったんです、普通の人に感じました。凄く誠実で性格真っ直ぐないい子でした。
んで攻の子も、ちょっと得体が知れないけど優しくて臆病でいい子でした。
二人とも凄くいい子で、なんか始終好き好き言い合ってる感じで、ふわ〜…ほわ〜っと、かわい〜く真面目に恋愛してまして、凄い可愛かったです。


以下ネタばれます。


Read more...


拍手する
Catergory in [novels]久我有加 comments(0) trackbacks(0)

君を抱いて昼夜に恋す * 久我有加

大正時代の刺青師とヤクザの話でした。物凄く苦しいとか切ないとか悲しいとか言う話ではなかったんですが、とても読みやすくて色っぽく、麻々原さんの挿絵も綺麗で、楽しんで読めたのでよかったです。

私関西弁小説が特に好きなわけじゃないんですが、久我有加さんに限り、関西弁凄く好きです。久我有加さんの小説の関西弁には、色気があるよね。この本はわざと昔風の言葉にしているらしいんですが、そうでなくてもいつもどの本も、久我有加さんの小説の関西弁は特別にいいと感じる。何がいいかと言うと…まずね、受の言葉がいいです。色っぽくて可愛い。特にエッチの時の受の関西弁が…エロいのよ。あと一人称の心理描写時もエロ可愛い。

今回のって、また時代物だったりとか刺青師だったりとか博打打だったりとか…ぱっと見面倒そうで割と避けがちな設定だったんだけど…久我有加さんだったし、年上の彫師受なんてなかなかそそるじゃないですか。ちょっとワクワクする気持ちもあり、面倒だなあという気持ちもあり…な感じで読み始めたんですが、やっぱり久我有加さんっていつもそうだけどほんと読みやすくって、設定はまあ時代物なんですけども、あんまりその背景なんかを色々探って暗くなるようなタイプでもなかったし、割と恋心重視で読めるんですよね。それ物足りないと思う人もひょっとしているかもしれないと思うんですが、私はこの、どんな設定でも恋愛部分に入れ込んで読めるところが好きですよ、やっぱ恋愛小説として読みたい。
今回のもまあ、恋愛小説と言えると思います。色々設定や背景はあるんですが、結局描かれてあるところは恋情だと思うので。


以下ネタバレます。





Read more...


拍手する
Catergory in [novels]久我有加 comments(0) -

恋は甘いかソースの味か * 久我有加

良かったです、凄い優しくて繊細な話だった。たこ焼き屋の話なんで、ちょっとコメディ色が強いのかなあと思ってたんだけど、全然違った。心に傷を負っている二人が、大好きなたこ焼きを焼きながら食いながら、ちょっとずつ傷を治していこうとしている、すごーく優しい話でした。
主人公の子も人間的に可愛らしくて優しい子で、彼を見守るたこ焼き屋の人も、これがまた凄く優しくて暖かい人で、とにかく話全体的に、じんわり涙が浮かぶような、いい話でした。好きでした。


以下ネタばれます。




Read more...


拍手する
Catergory in [novels]久我有加 comments(0) -

恋は愚かというけれど * 久我有加

面白かったなあ、すごい片思いでした、これぞ恋だった。
何度も胸が痛くなって、片思いの切なさに胸をぎゅうぎゅう言わされました。やっぱりこういう普通の話大好きです。普通って言うのも語弊あるけどさ、まあ王道でしょ、大学生同士、ノンケを好きになるゲイ、言えない気持ちを抱えて幸せと苦しさの間を行ったり来たりする…っていうの。でも私やっぱり、とにかく恋心が読みたいので、それをストレートに書いて表現してあるものが凄く好きなんです。凄くオーソドックスな内容だったんですが、私は常にこれが読みたいし、ここにこそ男の子同士の恋の真髄があるとも思っているので、物凄く満足でした。
でも★5をつけなかったなあ…っていうのはやっぱり、ところどころもう一声ってとこが…っていうか、うーん…気持ち的に4.7くらいです。…細かい…。

でもほんとこの★評価って迷うんですよね…。本当は★で評価とか偉そうにやりたくないんですけど、でも確かに分かりやすくはあると思うし、すっごいよかった…!!!っていうのにも色々あって、なかなか微妙な優劣を文章で伝えるのも曖昧で、曖昧の良さも勿論あるけど、白黒つけたい時もあるし、そうなると文章を補う役目もしてくれる訳ですよね。私はっきり言いたくないが為にわざとまわりくどく書いて言わんとしている事をぼやかしてる時多いし、文章だと色々誤魔化しが聞くので逃げてる時もいっぱいあるし。そう言う時にやっぱり、白か黒かつけなきゃいけない、数字で出さなきゃいけないって言われると、誤魔化せないし曖昧にもできないので、★のが正直な感想になっている場合もある。…まあ良し悪しなんだろうな。
一時つけなかったりもしたんですが、最近は割とつけてます。でも迷ったら放置してます。3かなあ、4かなあ3.5くらい…3.8くらい…?…とか迷うともう本当に私神経質で決めかねて時間掛かってしょうがないのでつけない。あと、3までつけられないものも評価つけないようにしてます。面白くなかった事は文章で説明すればいいので、気に食わんかった事をわざわざ更に分かりやすく自己主張する必要ないなと思って。昔の記事はつけてるので、気が付いたら消している。

以下ネタばれます。



Read more...


拍手する
Catergory in [novels]久我有加 comments(0) -
with Ajax Amazon