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明日屋商い繁盛 2 * ARUKU

はー……。
これがね〜…。声上げてうわ〜〜〜んっって泣くことって、もう大人になるとあんまりないじゃないですか。ところがARUKUさんって、声上げて泣いちゃうんですよね私。
迸るように涙が、感情が、吹き出てくる。目から、喉の奥から、滝のように。

はー…悲しかった。
いや…よかったんですけど、凄く幸せだったし…でも心残りがあって、どうしてもどうしても可哀想で、私はもう一生、この中に入ってたキツネの話は、ほんともう一生読み返したくないです…。クリーニング屋の話のように。
ごんぎつねのように…。

なので感想も書きたくないけど書きますけど…。
でも、キツネだけじゃなくて、秋緒のこれまでとこれからも徐々に明かされてって、切なくてでも暖かくて、本当に厳しく優しいお話でした。名作でした。2巻で一応完結。
ARUKUさん、ほんと童話作家さんみたいよね。


以下ネタバレます。


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ハスネサイコロジー * ARUKU

漸くこれの感想を。
随分前に読んだ気がするんだけど、やっぱりちゃんと書きたかったので時間のある時に…と思っているうちに今にも内容を忘れそうになってしまって危険でした。
しかし、今回のこれ、ARUKUさん快進撃…と言っても過言ではないような…いや、それを言うなら私は『虹色村のチロリ』の時に思ったんですけどもね。
ただこの話は、一応最初から最後まで、一人ぼっちになりそうな不安…というのがなかったんですよね。
アルクさんの話って何を読んでも、今にも孤独に放り出されそうな主人公が出て来て、その人が俯いて佇んでいるだけで、胸が掻き毟られるように切ない気持ちになったりしたものだけど、今回のお話は、その孤独に放り出されそうな、生きるより死ぬより何より寂しそうな人…というのがいなくて、…いや、正確に言えばいるんだけど、でも主人公は愛されていて、それだけでなんだか読んでる私は救われた気持ち。
勿論今までの作品も、言葉にできないほど素晴らしいと私は思っているんですけども、ただ、今回みたいに人を好きだという気持ちに戸惑ったり、他人の気持ちを測りかねてオロオロしたり…という、きっといずれは答えを見つけて旅立てるであろう、という類の感情が描かれているものを描かれると、こんなにも可愛らしいのかー…とね、改めて感心したというか。
これまでだってアルクさんは、痛々しかったり寂しかったりするストーリーの中に、コミカルで愛らしいキャラや仕種やエピソードを織り交ぜていて、それがあるから悲しみにも、どこか愛嬌を感じたりもしていて、コミカルなのと可愛いのはアルクさんの持ち味でもあったと思うんだけど、今回の本は、そこんとこが凄く突き抜けてたと思うんですよね。
んも〜可愛かった、主人公のハスネ。
言動も、仕種も、考え方も何もかも可愛かった。アルクさんのキャラでなければ、ぷんぷんっもキャー!…も、もっと違う感触がするはずなんですよね。なのに、アルクさんのキャラがそういうと、もう全くこれまでの、"ぷんぷん"じゃないんですよ、なんつったらいいんだろうな、これはこのキャラしか言いこなせないというか。これを言ってあざといと思わない、これを言って可愛いと思わせてしまうこの独特さ。愛らしさ。

アルクさんのかわいらしい持ち味が、本当に存分に生かされてたよね!
本当に可愛かったです。
でも可愛いだけじゃなくて、凄い切ないというか、もどかしいというか、やりきれないような思いもたくさん描かれていて…特に脇役で出たおっさん…もうあの存在キツかったなあ。何もかも、ふわふわとした綺麗なものだけで構成しない、アルクさんの感性っていうか、ああいう存在をポツンと出してしまうこの棘みたいなところ、可愛い中にぽっかりと空いた暗い穴を平然と描いてしまうというか。本当にやっぱりアルクさんですよね…。あの人をあんなにも寂しく、みすぼらしく、あんなにも悲しく孤高に、誰もやっぱり描けないよね…。

は!前置きで既にあれこれ書いてしまった…。
もう書くことないんじゃないかと思うけど以下一応ネタばれます。


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明日屋商い繁盛 1 * ARUKU

お久しぶりです!長い間お休みしていたにも関わらず、見に来てくださってありがとうございました。やっと束の間の自由がやってきましたよ〜。なので読めるだけ読む!

…ということで早速、一発目はずーっと積んでいたアルクさんです。早く読みたかったんですけど、とにかくずーっと心が切羽詰っていて、そういう時に読むと内容が頭に入らなかったりするので、読むべきときに読もうと思ってたんですよ。
んで今日がその読むべき時だった訳です。
や〜…面白かった…。も〜泣いた。すーっごい切ない気持ちもあるんだけども、何だかこう、出てくる人たちやモノたちに凄く愛嬌があるんですよね。不気味な話もあるんだけど、その不気味さも愛嬌でカバーしてくれるっていうか…。
いやそりゃあね、私ホラー絶対ダメなんで、初めからこれがそういうもんだと思っていたらちょっと読むのに躊躇したかもしれなくて、まあアルクさんなんで読まないってことはないんだけども、逆にアルクさんが書いてなけりゃ絶対に読まないけどね…。え、だって怖いじゃん…。
でも、不思議と怖さもちょっと違うんですよね、私が後で思い出して恐ろしい気持ちになる類の怖さじゃないっていうか、やっぱりアルクさんなんですよ、アルク節が強烈なんです。なので平気!読めた!

すっごく切なかったなあ、あとコミカルな部分もあって…
あ、一個どうしっても受け付けないとこありましたねえ…あれはダメですな、あれはね、あれはもう…私がこの世でもっとも恐ろしいもんがリアルに出て来て…ってまあその話は後で…。いや後でもあんまりしたくないけどまあ後で。
そこは置いとくとしても、とにかくやっぱりすっっごくよかったです、主人公の人の側に、とにかく誰かがずーっといるっていうのが安心したなあ。食えなくて寂しいとか、一人で寂しいとか、寒くて寂しいとか、そういうのが凄くやっぱり辛いから、そういう匂いが今んとこなくてよかった。キッカがいてくれてよかった。


では以下ネタばれます。


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虹色村のチロリ * ARUKU

アルクさんの新刊。
凄い、凄い凄い凄い凄い、よかったーーーー!!!凄いよかった、凄い面白かったです、凄い幸せでした。
こんなに可愛らしく暖かく優しい物語を届けてくれてありがとう、アルクさん。

んも〜…この感動をやっぱりどう言葉にしていいかわからないんですけども、とにかく本当にとても良かったので、とても良かったんだという事を、私はこの話が好きだという事を力いっぱい主張したいです。

アルクさんは切なく寂しくやりきれない感情をこちらに呼び起こす作家さんではありますが、でも一方で、とてもコミカルな味もありますよね。
今回はその、コミカルな部分が凄く際立ってて、くすっと笑っちゃうような場面がいっぱいあったんですよ。
始まった時は、また感受性の強そうなお人よしの、故にお金を持ってない主人公に、また胸をメッタ刺しにされるのではないかと怯えていたのですが、読んでいくうちに、一人ぼっちのように見えたこの人が、もしかして一人ではないかもしれない、もしかしてこの人は寂しくないかもしれない…と気付き始めて、この人の優しさで救われる色んな存在がある事や、この人の優しさに報いてくれる色んな物事がある時に、凄く幸福感を感じられて、とても幸せな気持ちになれたんです。

いよいよ本格的に絵本じみてきたアルクさんの作品だけども、私は何が嬉しいって、これがBLという前提で読めることが何より嬉しいです。よく、これ"BLでなくともいいじゃないか"という声を聞く気がするんですが…あ、アルクさんの話に対してではなく、BLに対する色んな話の色んな感想にて、ですがあくまで私は、"BLでなくともいい話" なのに、BLで読める、という事が嬉しいと思います。"BLでなくともいい話"があるとするならばですけども。
BLを前提に読める、というのは、男と男が恋愛をすると言う事を前提で読める、という事です。

こんな美しく優しく切ないファンタジーの中にあって、それでも男の人が男の人に恋をしている、という、そういう恋愛がちゃんとベースの一つになっているなんて、凄く嬉しいし、二倍お得な感じがします。…あれ?なんかそういうと違う感じが…。
まあいいか、とにかく、このような素晴らしいおとぎ話の中で、主人公をずっと好きでいてくれる男の存在があって、本当に嬉しかった。

うまく言葉にはできないけども、何とか感想を書きたいなあ…。
でもなんかうまく言えない…。でも本当に大大大好きでした。きっと今年度ベストに入ってくるんじゃないだろうか!


以下ネタばれます。


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画家と音楽家 * ARUKU

いや…いやもう、この感じをどう言葉で表せばいいのか全然分かりません。表すことなんかできないとはっきり思う。もうどうしようもなかったです、なんかもう辛くて。
とにかく私、読み終わった最後のページで、体の底から何か競りあがってきて、吐き出すようにして号泣したのですが、この涙の理由を、ほんとどう言ってよいやら分からない…。
無理。諦めようと思う。

ストーリー云々というよりも、どこがどうというよりも、理屈じゃなくこんなのとにかく切ないです。
常に絶望が隣り合わせにあって、私はそれを十分に感じていて、主人公もきっとそれを感じているのに、見ないふりで感情を吐き出さず、淡々と生きている。主人公が淡々と毎日を過ごせば過ごすほど、私の中の終わりを恐れる気持ちは膨れ上がって行って、倍の倍で大きくなって行って、泣かない主人公の変わりに私が泣き、悲観しない主人公の代わりに私が悲観する。表に出さない主人公の感情は、私の中にダイレクトに響いて残ってしまい、私はそれを持て余す。
なんかもう、しんどくてしんどくて、今にも何もかもが終わってしまいそうで、恐ろしく、辛かった。

はーもう支離滅裂だけども何か思ったことを書こうと思います。
以下自分でも何を書いているか分からないままネタバレるかもしれない感想です。


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黒猫亭雑記帳 * ARUKU

えーと感想の前に、アンケートのお知らせです!
2010年のベストなBL3冊を皆さんに聞いてみようと思いまして、アンケート作ってみました。集計は来年で、一ヶ月くらいは置いとこうかなと思います。BL本ってことで、マンガ小説関係なく、ご自分が今年の3冊だと思われたものを、ちょいと書いてちょいと送信してみて下さい。ぜひぜひお気軽に答えて頂けると私がとっても喜びます。

さて!
遥々アルクさんがARUKUさんになりました。"遥々アルク"という名前、凄く綺麗でしたよね。ちょっと寂しい気もしますね。でもまあちょっとだけですけどもね。
今回の新刊は短編集で、やっぱりもう…この感じ、なかなか言葉にしては表現できないですね。アルクさんの話はいつも何だか、守られるべきものがむき出しになっているような痛々しさと寂しさで…だけど何だかちょっと可愛らしくてコミカルで、本当に何か説明の少ない絵本みたいですよね。
今回の短編集は全体的に、今までのよりもちょっと甘い雰囲気がしていて、痛々しいというよりは、不器用さに擽られているような感じで、出てくる人はやっぱり何だか凄く寂しそうなんだけど、でもその寂しさは必ず誰かに暖めてもらえるのではないかという希望があって、読んでて取り残されているような感じがしなくて、優しくて凄くよかったです。

アルクさんが悲劇を書いた時の破壊力と言ったら本当に、私の心は木っ端微塵にされてしまうので、こういう暖かくて優しい話を読めるというのはホッとします。

以下ネタばれます。


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極東追憶博物館 * 遙々アルク

は〜…遙々アルクさんはほんっと…。ほんとなんか、ため息ばっかり出てしまう。好きです〜…。
どこがどうってなかなか言葉で表せる類のものじゃないんですよね少なくとも私にとっては。
例えば夕暮れに一人で町を歩いていると何だか物凄く物悲しいけど、その感傷の中身を的確に言葉に表したりできないじゃないですか、でも誰もがその気持ちを何となく分かるから、夕暮れの寂しさ、というだけで誰もの心に何となく感じられる何かがある。
…そういう類の切なさがある。的確に、どこがどんなふうに切ないと言うのは凄く難しいけども、このマンガの中には、人の心に訴えかける何かがあるように思う。
…何だろうそれって。とにかく切ないじゃないですか…。何だか寂しい。切ない。痛々しい。読み終わった後に、心に残る何かがあります。主人公たちはちゃんと幸せな結末を迎えていると言うのに、自分の心には何かこう、欠片が…物語の寂しいところを凝縮した欠片のようなものが、コロンと落ちている。それちゃんと回収して欲しい…。何だか凄く取り残され感があるから…。

なんかさ、普通ハッピーエンドで終わるともう、その先は幸せな未来しか考えなくていいじゃないですか、否応ないハッピーエンドってものはそれでいい筈なのに、この人の話読むと、どんなに幸せな結末を迎えていても、そんなのは凄く束の間のように思えるんですよね。今ココだけのささやかな幸せ…期限付きの、必ずいつか壊れる幸せ。の、ように思えてしまう。だからきっと心残りなんだなあ。

あと凄く思うのが、切ないのと同じくらい、可笑しいですよね…?茶化すのがうまい。ちょっとした仕種とか、ちょっとした台詞やコマに、笑えるところがいっぱいある。人の動きも凄くコミカルで、おもちゃみたいだし、あ、あらすじにいい事書いてあります。
"時にユーモラスに、時に痛みを伴いながらも、全て幸福な結末に辿り着く" 
って。そう、そうなんですよ、まさにそうです。その、ユーモラスなところこそ、まさに凄い魅力だと思う。シリアスな話であればあるほど、そのシリアスさを、作品の中で自ら茶化してでもいるような、小ばかにでもしているような面白さがあって、その茶化した感じが、その後にくる切なさを、より一層引き立てているんじゃないかって思います。

物語を楽しむというよりは…やっぱこの、出てくる人の瞬間瞬間を感じるマンガとでも言おうか。勿論、物悲しい絵本のようなストーリーは凄く重要でもあるけども、それをストーリーだけ読んでどうなるものでもないっていうか、意味ないと思う、やっぱりこの人の描くマンガで読まないと。この人の絵で読まないと。そりゃまあ、どんなマンガだってそうなんだけど、この遥々アルクさんは特に、一部だけで判断するんじゃなくて全体で感じ取りたいっていうか…。
とにかく、えもいわれぬこの空気感は、どんだけこうやって説明したって表現できないって事です。

以下ネタばれます。



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猿喰山疑獄事件 * 遥々アルク

はー…凄かったです。もうなんと感想を書いてよいやら分からない。今は何をどう書いても、自分の気持ちを表すことはできないと思う。たぶん色々思った事はあるんだけど、何一つ言葉にならない。言葉にならないので、感想が書けない。胸はいっぱいなんだけど、このいっぱいのものをどう形にしていいか分からない。形にしたくないような気もする。形にすると、小さくなってしまう。
ただとにかく、読み終わった後に、うわぁぁぁん…と、手で顔を覆って大泣きしました。

時間が経ったら書けるかもしれないので、またいずれ、何度も読み返して感想を書きたいと思ったら書こうと思います。
本当に、素晴らしいマンガでした。



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Catergory in [comics : あ]ARUKU comments(6) -
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