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雁須磨子をランキングする。

なんと…突然須磨子さんランキング祭りを開催しちゃいます!

須磨子さんと言えば言わずと知れた須磨子さんですけども、私はこの人超才能だと思っております。
初めて読んだのは 『SWAYIN' IN THE AIR * 雁須磨子』 でした。まだ幻冬舎ルチルコミックス、ではなかったんですよね、なんだっけスコラだっけ。一番最初はA5で出たのかな。私はB6になった奴しか持ってないんですが…いや、その後にA5で出たのかな。なんか一回A5を挟んでいる気が…。あれはいちごが好きでも〜の方だっけな…。あ〜記憶があやふや。
まあとにかく何回も出てるんですコレ。そのくらい常に人気の雁須磨子さんなのです。

んでこのSWAYIN' IN THE AIR を読んだ時、実は凄く消化不良でした。何故ならこれは、友達同士を踏み越えなかったからです。そこ踏み越えた話がいつだって私は読みたいわけで…。ただ、主人公の男の子は一生懸命恋をしていて、なんというのかこの、恋をしている様をこんなにも日常的に、繊細に、リアルに描いてあるっていう"BL"は、なかったんですよね、当時。90年代ですから。
とにかく耽美か、ビーボーイが繰り出してくる定型のBLがほとんどを占めていたんです、つまんなかったんですはっきり言って当時。
その中にあって、このセンスですよ。もう、ピカーっっと光って見えました。
私、この後で出てくる味系の絵や、センス先行のBLマンガの、雁須磨子は祖ではないかと踏んでおります。この後に出てきた若いマンガ家さんたちの中に、須磨子さんに憧れていた人、いっぱいいたんじゃないだろうか。

しかし、須磨子さんは須磨子さんなんですね、もう全然誰にも真似ができないこの須磨子節。いつまでたってもオンリーワンで本当に凄い。

そんで、初読みのSWAYIN' IN THE AIR の話ですが、表題作はこの先を読みたいと思ったんだけど、これに入っている『チャーミーグリーンエバーグリーン』という話があるんですね。
私、これで雁須磨子さんに落ちたんです。もうズドンと落ちたんです。
本当に短い話なんだけど、これを読んだ時に私、もう泣いて〜…。キュンとして。
これだー!これが読みたかったーーー!!って、90年代だったと思うけど、本当に強く感動しました。
シンプルですが、これが私の読みたいBLだ!!って思って、たまんなく好きでした。好きになられる男の、全然カッコよくない感じとか、小さい子が成長して大きくなっちゃうとか…色々本当に新鮮だったし、当時はなかったです。
……考えてみれば今もない。

その後、『いちごが好きでも赤ならとまれ』を読んでもう嵌って嵌って嵌って、この一冊をどんだけ程読み返したか分からない。今も本当に大好きです。
その後『ひな菊』を読みました。これも今はもうないレーベルでした。…なんだっけ〜?今はルチルが出してくれてますけど、最初は違ったんですよ。
その後、暫く須磨子さんのコミックスは出なかった印象があります。

そしたら『のはらのはらの』が出たんですねえ…。もう、これを初めて読んだ時の感動と言ったら……。これは凄く人気ありましたよね、当時はネットでそんなに人気を追ってたわけでもないのに、何となく伝わってきていた感じがする、この一冊の人気。

しかしこの後また何年も出ず…。須磨子さんはBL以外の話も描いているので、もうBLには戻ってきてくれないのかと、凄く寂しい思いをしておりました。同人誌は一応追っかけてました、たまにオリジナルの同人誌を出されているのです。
そうしたらば出ましたね、数年前二冊いっぺんに。このときも嬉しかった。一人で祭りでした。
そしたらなんとそんなにあけず去年また一冊出ました。
ちなみに今ルチルで連載している奴が死ぬほど面白そうです。面白そう過ぎて死にそうなので、読むまで死なないようにしたいものです。

…と、言う風に。
BL作品は、長くやってらっしゃるその年数に比べると凄く少ないのです。
ですが、秀逸な作品ばかりなんですね〜。
こんなに好きなのに、あんまり冊数がない為にわあわあ盛り上がる機会もなかったのですけども、うちの読者さんで最近須磨子さんに嵌ってくれた方がいらっしゃって、感想読んでるうちにむらむらしてどうにも辛抱たまらなくなってしまいました。

とりあえず全てを放り投げて須磨子さん作品ランキング祭りを開催したいと思いまーす!
昔の短編なんかも全部含めてよいものをみっちり抜き出したいので、コミックスごと、ではなくて、作品ごとのランキングにしたいと思います。

では前置き長くなりましたが、以下須磨子さん作品ランキングです。




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Catergory in [comics : か]雁須磨子 comments(4) -

かわいいかくれんぼ * 雁須磨子

きました…。すまこさん新刊デース!!わーいわーいわーい!!!
めでたすぎて何か絵文字を探そうとしたんだけど面倒くさくて途中でやめた。
あ〜しかしテンションあがるわ〜。須磨子さんの新刊を手にした瞬間、表紙を見た瞬間にとにかくガーっとテンション上がる。私最近テンション上がることないからさ〜…。こんなに気分が高揚するって身体にいいと思う。須磨子さんありがとう…好き!!!

まず"かわいいかくれんぼ"ってタイトルどうなの〜!!
新しい言葉でも何でもないし、古来からある歌のタイトルなのに、どうして須磨子さんが漫画のタイトルにつけるとこんなにも斬新で、こんなにも魅力的なの?しかもこの表紙!!か!か!かわいい〜!!
何もかもが須磨子テイスト。こんなにも自分のオリジナリティーを貫いた上に、BLじゃない話もいっぱい描いてるのに、それでもずっとゆっくりでもBLも描いてくれるなんて…ありがたいよ〜。

そんでタイトルも表紙もよかったけど…また内容が!!!
あ〜…泣いた〜…。
いつも思うしいつも言うけど、決して特別な事が描いてあるわけじゃないんですよね、すっごい素朴なことが描いてあって、ほとんど何も起こらないし、何もしてないんだよね。何もないけど、でも、恋愛があるんですよ。恋する心があるんですよ。
募る気持ちとか、怖がる気持ちとか、好きだっていう気持ちとか、そういうものが凄い繊細に描かれていて、しかもこんなにものほほんとしてるんですよ、もうほんと凄いよね。こんなにのんびりしているのに、なんでこんなにも真摯に、こんなにも切羽詰った感じがするのだろう。
人を好きになったら、今この一瞬が大事じゃないですか。片時も離れていたくないから、明日にだって会えるのに、今どうしても離れたくないと思う。明日会えるから今日は会わなくていい、なんて人を好きになって恋している真っ最中に、私だったら思えない。
今、このとき、触りたいし会いたいと思うよ。
恋は切羽詰るものだと私は思うんですよ。その、切羽詰ったギリギリの気持ちがね、でもゆっくり描かれているんですね。気持ち一個を絶対に見逃さないんだよな。気持ち一個を誤魔化してないんだよな。

あと、物凄い大きな要素として…笑えませんか?
私、笑っちゃうんだよなあ、素朴すぎて。もう、カッコ悪いことだらけでさ、なんかもうぜんっぜんカッコいいことが一個もないじゃないですか。何もかもなんだかカッコ悪くて、絵だって全然綺麗じゃないしさ、脇役のキャラや台詞や、何気に出てくる小道具や、コマの隅から隅まで、カッコ悪さに満ちている!それがもう、おっかしくてしょうがないです、スルーできない、気になってしょうがない、脇役や小物たち。
こういう可笑しさっていうのも、すっごい魅力だと思うの。ほんわかしちゃう。

そんで内容は先生と生徒の話でなんと先生攻だったんですが…え、なんですか。先生攻が流行ってんですか…?
こないだも何だか先生攻だからな〜ちぇっ…とか書いた気がするんだけど何だったかな、まあでもいいです、もう何でもいいの、須磨子さんなら何でも!
今この時、先生攻<須磨子。


以下ネタばれます。


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Catergory in [comics : か]雁須磨子 comments(2) trackbacks(0)

こめかみひょうひょう * 雁須磨子

昨日書いた『猫が箱の中』と同時に出たもう一冊の方です。こめかみひょうひょう……って、なんのこと?まあ何のことでも全く気にならないんですけども、こっちは数年前の須磨子さんの絵が多かったです。猫〜の方は割と最近の絵だったんですけど、こっちの表題作は2004年。結構前ですね、絵が微妙にまだ綺麗なんですよね、この頃のって。

そしてその表題作ですが……号泣!!!!泣〜い〜た〜…もうほんっと泣かせるんですよ、いじらしいやら切ないやら、なんつうキュン度。今度こそキュン殺されるかと…。
いや〜もう何とも言えません、素晴らしすぎて。人を好きになる気持ちのままならなさというか…いい思いもするけど、苦しいじゃないですか、想う事って。相手が自分を同じ温度で好きでいてくれたら、その時は幸せだけど、そうでなかったならば苦しい思いの連続で、でも苦しいことが分かっているからと言って、人を好きになるのをよしやめよう、と思ったって止められる訳もなく…本当に恋心はままならないですよね…。

本当にいじらしい気持ちの連続で、これでもかこれでもかとブスっブスっと心を串刺しにされてしまいました。こんなにのほほんと描かれているのに、何故こんなにもリアルなんだろうなあ。ほんと妙にリアルですよね。どうしてこんなにも身につまされるような、真に迫った心具合を、どうしてこんなにまったりと…描けるのだろうか。雁須磨子さん、ほんと尊敬してしまう。もうこうなったら同人誌全部引っ張り出してきて雁須磨子祭を一人で開催したい…!

以下ネタばれます。


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猫が箱の中 * 雁須磨子

わ―――――ん!!!雁須磨子さんのBL本…!!!もうこんな風に出る事はないんじゃないかと思ってた。もう懐かしむほかないんじゃないかと思ってた…!!!嬉しい。嬉しい嬉しい嬉しいーっっ!!!

もうね、この雁須磨子さんの本をね、今回二冊出たんですけど…情報見た時からどうせBLじゃないんだろうな、くらいの勢いで全然期待してなかったんですよね。だけどガッツリBL本で…ほんと嬉しかったです。
雁須磨子さんと言ったら当時、私の中で山田ユギか雁須磨子かっていう、もう二大巨頭でですね、愛してやまない作家さんでした。だって、この人しか描けない世界が広がっていて、大体当時のBLと言ったらやっぱり、綺麗か煌びやかか、シリアスか純愛か…大袈裟か…ところが雁須磨子さんのこのゆるさ。こんなにゆるいのに、こんなにセンシティブ。大体この下手絵を見てくださいよ。この絵で、この魅力。ちょっとそんじょそこらに転がってはいないですよ、稀有な才能ですよ。
今は下手ウマ系の作家さんはたくさんいらっしゃると思いますが、やっぱりそういう人たちの祖だったと思います。些細なところを、人の気持ちを中心に書くっていうの。雁須磨子さんの影響を受けたBL漫画家さんはきっと、少なくないんじゃないかと思うんだよな。雁須磨子さんが道を作ったと言ったって過言じゃないと思うよ…!

雁須磨子さんがどれほど素晴らしく、どれほど私に感動をくれたかと言う事を語り始めると本当にキリがないのでそれは割愛するとして、まず二冊出た本の中から、絵が最近に近い『猫が箱の中』から。
いやもう、面白かった――――――!!!!雁須磨子さんが面白くなかったことなど、過去に一度もないので当然と言えば当然なんだけど、もうあたしワクワクしちゃってさあ!どんだけ頬筋引きあがったまま読んだか。もう楽しくて楽しくて、ちょっとテンション普通じゃなかった気がする…。
感想も普通に書ける気がしない。支離滅裂になること請け合い。今の時点で既に話があっちいったりこっち行ったり…。あ、いつものことか。

しかし面白かったなあ、も〜。
小学生に恋する高校生の話で…これがまたこんな話が大好きなんですよね私。年の差年下攻というのが。まあこの場合精神的攻なんですけども、小学生攻を雁須磨子さんが描いてくれるなんて、もう噴火するかと、この設定を読んだ時からワクワクしてそわそわしてしょうがなかったんですよね。…攻っていうのは勝手に思ってた事だったんだけども…だって須磨子さんで小学生受というのは絶対にありえないですから。まあそんなわけで楽しみだったこっちから読んだんですね。
ほんと予想通りの面白さで…いっぱい笑った。それに切なくて泣いた。
しかしやっぱり笑った。だって絵が!!主人公の子の目、小さすぎじゃない…!?主人公の面構えじゃないと思うんだけど…!
そしてマイケルの存在。なんでいきなりマイケル。意外によい奴。

以下ネタばれます。


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Catergory in [comics : か]雁須磨子 comments(0) -
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