生徒会長に忠告 7 * 門地かおり
え、凄くなかったですか?これ、この7巻。なんかもうすっごかったですよね?凄かったですよね?
本当に…エロかった…。
しかも究極の想像力エロ。マジ本当にこのシチュエーションこんなエロく描ける人いるのだろうか、凄すぎる、超絶技巧。マンガ描く力っていうのだろうか、魅せるっていうか、読者を乗せるっていうか、のめり込ませ度が凄い。妄想の世界の中に完全に入り込ませちゃうよね、は〜門地先生すごい〜。
しかもほんっと面白かったし。
以下簡単に内容について。ネタばれます。
生徒会長に忠告 公式ファンブック
大好きなマンガなので記念に、と思いアンソロと二つ一緒に購入したのですが、思ってたよりマンガがいっぱい入ってて嬉しかった!
ファンブックって大体私にはあんまり興味のない事が満載のイメージなんですけど、これはコミックス未収録のマンガが結構入ってたんですよ〜。書き下ろしもあったし、あと門地さんが各キャラに対して思っている一言コメントとか興味深くて面白かったです。
あとツイッターにあげてらっしゃった一コママンガ?みたいのとかも再録されててなんだかお得感よ。
私、とにかくあんまりストーリー以外に興味がないんですよ。一枚絵とか、勿論グッズとかさ、キャラのプロフィールとか、作家先生へのインタビューもあまり読みません。
物凄く割り切っている、マンガストーリーのファンなんです、これは今に始まった事じゃないです。
なので、ファンブック的なものは私にはあまり必要がないんだと思うんですよね、正直。
でもなんつうかなあ、やっぱ好きな作品とかって応援したい気持ちが強くて、お祭り的なものにはのっかって一緒に盛り上げたいし、出してくれるというなら購入したいなあと思います。
そういうつもりで買ったんですけども、さっきも書いたように意外にもたくさんの収穫があって、ほんと買ってよかった。
各キャラの子供の頃の写真の体のイラストとかね、ちょっとこう、来るものがあったなあ…。
では以下、もすこし詳しく内容について感想を。
生徒会長に忠告 公式アンソロジー
評価:
門地 かおり,志水 ゆき,夏目 イサク,扇 ゆずは,宝井 理人,左京 亜也,藤 たまき,山中 ヒコ,二宮 悦巳,雨隱 ギド |
読んだー!!!
んも〜これが楽しみで楽しみで楽しみで、何よりも楽しみだった!!
なんでこんなに楽しみだったのだろう、なんかこうすっごく楽しそうなオーラが出てたからね!公式パロっていうと、是のファンブックがそうで、あれは豪華だったなあ。あれがほんと予想外に凄く面白くって楽しくって大満足だったから、今回も凄く期待したんでした。
いや〜楽しかったよ!
やっぱ是のときも思ったけど、漫画家先生って天才。凄い。こんな可愛らしく楽しくパロディできるんだもんね〜。人のキャラで遊ぶ匙加減を知ってらっしゃるというかね。
好きな作家さんも凄く多かったから、色んな方の綺麗カッコイイ知賀とかが見れてそれだけで凄く貴重なもん見たなあって、嬉しいです。
でもさ、新也さんは今回いなかったのねー……。
いや、新也さんはさ、是のときのパロディが本当に飛ばしてて……飛びぬけて面白かったんですよ〜。新也さんの生徒会長、読みたかったな〜。
でもね、この一冊の中にはね、ましろさんやヒコさんや志水ゆきさんや、色んなステキ先生方が居てね…本当に豪華なんですよ〜。
何にびっくりしたってカトリーヌあやこさん…えええええーーーー!!!!!
ってびっくりだった。そういえば確かディアプラスからコミックス出してらっしゃったよね、昔…。
そんで私がいっっっっちばん面白かったのは堀江蟹子さんという方の四コマです!!!
この方、知らなかったんですけども…探します。調べます。読みたい。堀江蟹子さんのマンガ読みたい!!ずば抜けて笑ったんだけどー!!!
ってことで、では以下内容をもう少し詳しく感想です。
生徒会長に忠告 6 * 門地かおり
皆さんきっとご存知じゃないと思いますが…私、生徒会長に忠告、大っっっっっっ好きなんです〜!!!知ってましたか?どうでもいいですか?あんまり熱く主張したことないんですけど、なんか語るとこがないくらいに圧倒的に門地さんじゃないですか、もうほんと読んだらすっぱり満足の面白さですよね、もうほんっといつも面白くて今回も面白くて、今回なんて門地さんの本領がいっぱいに詰め込まれていて発揮しすぎてましたよね、こんなに発揮しちゃってるもんだから門地さんの凄さを見せ付けられすぎてあっぷあっぷしそうでした、本当に門地さん凄すぎる、他の誰がこんなマンガを書けるというの?門地さんオンリーワン!!世界でたった一つの門地!!!
や〜…面白かったです、んも〜。
生徒会長もなかなか一年に一冊も出ない感じがするんですけども、前のいつかな〜と思ったら危うく二年前ですよ〜。そりゃ長いわ。しかし幸か不幸かこう、年々一年が三ヶ月くらいにしか感じなくなってきているので、二年待ったって半年くらいしか待った気がしないっていうのがいいのか悪いのか、はっきり悪いね。
そんな二年、いや半年、いや二年の間に彼らに何が起こっていたのか私は知らなかったのですが、こ、近藤が…。私の聖域近藤が。おまえなんかもう聖域じゃねーよ!もう雛森としっぽりやっちゃえばいいじゃん!
って感じでとにかく近藤の心理描写と肉体の興奮の度合いがですね、密接に関わって高まっていく心象をですね、見事に繊細に詳細に情感たっぷりにマンガで表現してあって、心と体が完全に連動している女子にしか分からないこのエロさ。凄かったんです本当に凄かった。これを見せ付けられたらもう、近藤に否とは言えない。雛森を応援するしかない。
んで近藤だけじゃなくてね、国斉と知賀が可愛いのなんのって、きゅんきゅんするったらないんだからー!!
いやもうほんっと、国斉と知賀が…国斉と知賀が…国斉と……知賀が…。
かと思ったら山城さんと川和さんがにっちも行かない状況に…いいのか悪いのか、それ余計悪いのでは…?みたいな状況に…いやいいのか?
とにかくもう嵐のように、吹き飛ばされそうなほどに面白かったです。
大変楽しかったです。
では以下ネタばれます。
生徒会長に忠告 5 * 門地かおり
も〜だいっすきな生徒会長の5巻です。
なんでかいつも面白かったー!!!で満足していて、熱い感想を書いた事がないのですが、でも大っっっっっ好きなんです、いつも凄い楽しみにしている。
そんでその5巻でした。
4巻で知賀と国斉さんの思いは通じあったのですが、脇役の人たちが何とも後味悪くて、もう悲しくて悲しくて引き摺られてしまって、知賀と国斉さんどうだったっけ…?みたいな勢いで、山城さんが全てをもってってしまったんですよね〜…。今となっては4巻の感想=山城さん。
ほんと、山城さんをどうにかしてあげない事には、真のハッピーエンドはやって来ないですよ…。
そして今回は、そんな山城さんたちの事はとりあえず置いといて、はじめっからずっと張ってあった伏線に、やっと答えが出そう…というような感じで面白かった。
っていうか、近藤とか…。近藤と雛森のところがどうにかなるかもしれない、と考えるのが実はずっと凄く億劫で…と、言うのも、もうカップルできすぎだから〜!面倒だからもうこれ以上はよしといて!…と、思っていたんですよね実はずっと。
でも今回近藤と雛森面白かったな…。雛森の頭とか近藤のリアクションとか、意外な事にやっぱり雛森も応援してあげたくなってきたり、あと千賀が凄くいい男になってて…
とかいう話は後でするとして、とにかく凄いのは、門地さんって不気味さ描かしたらまた凄い威力を発揮するんですよね。明るいエロも凄く巧いけど、不気味さを書くのもすっごく巧くて、何が凄いって、その不気味さとコメディと、それ以上のラブが、全然違和感なく共存してるんですよね、ひとつの話の中に。それが門地さんテイストというか、分かりにくいところでもあるんだけど、魅力でもあると思うなあ。
人の心の怖さが、明るいテイストの中に、さらりと入り込んできて、ゾクっと来るのに次の瞬間にはもう軽いギャグみたいなんで話を濁されてて、一瞬感じた不気味さを忘れそうになるんだけど、でもそれはその後もちょくちょく顔を出してきて、その度にゾクっとして気持ち悪さや怖さを思い出す。切り替えも凄いけど、もぐりこませるテクも凄いというか。やっぱ個性だよなあ。
以下ネタばれます。
生徒会長に忠告4 * 門地かおり
待ち侘びた4巻でした、あー感慨深い。私はもうこの生徒会長の話が大好きで大好きで大好きで…でも最近"生徒会長"ってタイトルを口走ったり目にする度に、凄く生徒会長どうでもいい内容だよなあ、とよく思う。国斉さんはそういえば生徒会長だったんですよねー。
しかし本当に感慨深い4巻だった。国斉かわいいなあ…。2巻と3巻の国斉さんがもうほんと切なくって、泣けてしょうがなかったので、千賀の気持ちを貰えた事が本当に嬉しかった。意気地のなかった千賀も、今回はカッコよかったです。
エッチシーン、長かったなあ…。がしかし、好きだという気持ちが…自分が相手を好きで、相手も自分を好きだと思い知るだけで、何回もやっている行為がまるで初めての行為のように…今までの何倍も気持ちよくなれるんだっていう事を、長いエッチシーンでこれでもかと表現されていたよ。
あー…よかった、本当に。
だけどあたし、山城さんが…。
この人があまりに悲しくて、途中でページを捲りたくないほどにズシン、と重い物を押し付けられたようで、何だか国斉と千賀のラブシーンに入るのを凄く躊躇した。だってイヤだ、あまりに寂しくて悲しくて、この人どうしたらいいの?だってあんなに、一人ぼっちで、あんなに誰からも省みられず、取り残されて…。彼にこれから救いはあるのだろうか。
それから先生も怖い。
でも、凄く暗くて悲しいやりきれない気持ちになったんだけども、それをぐいっと覆すくらいのラブシーンが始まってくれたので、何とか国斉と千賀に集中できました。
二人の気持ちが一応通いあっても、やっぱり続きが気になります。山城さんをどうにかして欲しいです、誰か彼に愛情を上げて欲しい。
あ、ダメだ。山城さんの取り残された姿や引き摺った足を思い出すと、凄く気持ちが沈む。