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極楽長屋 * 岡田屋鉄蔵

面白かったー!!!
やっぱ岡田屋さんは時代モノが嵌るなあ、絵の厚みがしっくり来るよ。現代モノだとちょっとベタくさい台詞も凄く嵌って上質に感じるしさ、とても活き活きと感じる。こんなにガツっとこの時代の背景に嵌る絵柄の人も珍しいと思います。
ほんとこういうの読んでると、岡田屋鉄蔵ココにアリー!!!って感じで存在感が凄いですよね。

これBLじゃないんで、男同士がラブしないっていうのが私的には残念っちゃ残念なんですけど、それ置いといても凄く面白かったです。ストーリーがとにかく面白いし、深みがあって次が気になる。あっという間に入り込んで読んじゃったもんなあ。
あ、まあ恋愛しない…と言い切ると今回に限りちょっと違うかもだけど、でもそこベースのマンガじゃないことは確か。

そんでなんつか…千の話もそうだけどさ、凄く理不尽な悲しい目にあう人たちが居て、簡単に命を奪われてしまって、無念の思いがマンガの中に渦巻いてるんですよね。そのせいか、重いの、凄く。なんか重い。
読んだ後簡単に気分転換できないというか…。

私、鬼平犯科帳思い出してしょうがなかったよ、必殺仕事人とか。
ちょうどBSでよく再放送やってるじゃん?たまにつけてると、本当に理不尽に命を奪われるんだよね、命はギリギリでうまい事助からない、死んでしまう。死んでしまった後に誰かが敵討ちしてくれるわけだけど…。
こないだちょうど仕事人かなんかやってて、この間も悲しいのあったなあ、町人の味方した町方が理不尽な目にあって……て思い返す途中で、あ、それドラマじゃないやマンガだったーーー!!!って気付いたくらいで、要するにまるで上質なドラマを見ているみたいにリアルで切なくて、感情が立体的だった…ということが言いたかった。

では以下簡単に感想を。ネタばれます。


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ライアテア * 岡田屋鉄蔵

おお…これは凄い!凄い面白かったです、新鮮な面白さだった、なんだろこのワクワクする感じ!ずーっとドキドキしながら読んでたなあ、自分の好きなジャンルの映画見る前とか見てる時とかって、ワクワクとドキドキが止まらないんだけど、そういう感じ。

えー…なんて説明したらいいんだろ?
南の島で出会った神秘な男に見せられた男の話…?って感じ?
少数部族的な衣装とか、文化とか、そこを離れて都会に行くとか…そういう話って昔から凄く惹かれるし好きなんだけど、好きだったことすら忘れてたっていうか…BLしか読んでなかったから。でも思い出したなあ。
こういう話を、男同士が恋愛する事をベースに読めるのが凄くうれしいし、新鮮だった。あり難いし、何とも言えない興奮があるよ。胸が躍るよ。

岡田屋さんって千の話もそうだけど、とにかく色んなジャンルの話描いてくれるし、凄くどっしりと世界観が出来上がってて、軽さがないのが凄いですよね、読ませちゃうもんね。でも出てくる男が物凄くゲイゲイしいので、その中で男同士が恋愛してるってことに違和感がないんですよね。ゲイが主人公だって普通に思える。

以下ネタばれます。


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千 螺旋の錠 * 岡田屋鉄蔵

前回がもうもうとても素晴らしく面白く切なくてたまらなかったので次巻も相当待ち遠しかったです。ちゃんと続きが出てよかった…!
私この話、これぞ岡田屋さんの真骨頂というか、岡田屋さんの力の発揮しどころじゃないか!?…と勝手に思ってるんですよね、だって物凄く説得力あるじゃないですか、この絵、この切ないストーリー。現代の話を書くと少し大袈裟だとかやりすぎている感じがしない事もない…んですけども実は。
でもこのままならない時代にあると、この表現力も切なさも何もかもぴったりですよねえ、時代が手助けするというか。ほんと、岡田屋さんの良さをきっとこのシリーズで初めて理解したと言っても過言ではないよ、私の場合だけど。

一作目の感想はこちら→
千-長夜の契 * 岡田屋鉄蔵

いやほんと、今回も大号泣してしまった…。
前回も今回もほんと、切ないです。凄く理不尽に痛めつけられて苦しめられて命を落とす人がたくさんいて、物凄く腹も立つし、辛いし、読んでても苦しいんだけど、でもとにかく一言で言うと"切ない"。これに尽きると思う。怒りよりも何よりも、悲しいんですよね。悲しくてやるせない。

千が命や存在と引き換えに契約を交わす"モノ"なので、この話には必ず死が付き纏うんですよね、絶対に誰かは死ぬし、絶対に生きてそのまま幸せに…という事はないんです、契約すれば。
だから悲しみは付き物ですよね、大抵は恨みや悲しみを抱えた人たちが誰かの為に自分の命を捨てるお話なので。それも大抵逃げられない業のせいというか、本人たちが根っから悪いわけではないし、必死に健気に生きた上での理不尽な悲しみや憎しみや恨みだったりする。その思いを一体どこにぶつければいいのか分からない。それでも愛情深く健気に生きているというのが、とても切ないです。

今回の話も全部切なかったなあ…。
辛い話ばかりですが、でもとにかく、マンガとしてお話として、面白い事に間違いはない…!
とにかくとても面白い。素晴らしい!
このシリーズ、末永く続いて欲しいなあ。せめて千の過去が描かれるまではしっかり続いて欲しいです。

以下ネタばれます。


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テルペノイド * 岡田屋鉄蔵

レビュー画像でテルペノイドで検索したらなんかいっぱい精力つきそうなドリンク出てきたけど、そういう系の意味なのかな。

岡田屋さんと言えば過去に3作出されてますね、私は去年出た 千-長夜の契/岡田屋鉄蔵  と、一昨年だったかに出た 千夜一夜-しとねのひめごと * 岡田屋鉄蔵 が好きです。去年出た奴は本当に素晴らしかったと思う。現代じゃなく、時代物のちょっと暗いファンタジーで、物凄く作風に嵌ってる感じがしました。

今回は現代恋愛モノでした。何となくイメージから凄く重いシリアスかと思ってたんだけど、今回のはそうでもなく、シリアスではあったけど、とても普通のラブストーリーで、面白かったです。
作風とか絵とかが独特なので、凄く重い感じを受けるんだけど実際は、こういうラブストーリーだと特に割と単純な話ですよね、分かりやすくて、ストレートで。
ゲイマンガ何回か読んだことあるんですけど…私別にゲイマンガ嫌いじゃないんですよね、でも同じ金出すなら、女の描いた、女の感覚のBLのが楽しいし面白いと感じるんですね、キュンとしたい。
ゲイマンガってこういう感じじゃないですか?単純でストレートな恋愛模様…。絵もそんな感じだし余計に。

私でも、あんまムキムキしてる裸体とか魅力を感じないんですけど、受の男がこの裸体にドキドキ興奮している様が、本当になんだかこっぱずかしかったです、だってなんかあからさまで…。
今回の岡田屋さんのマンガはとにかく、いろんなこと、絵もストーリーも展開も、すべての事が包み隠さずあからさまなんですよね、そのあからさま加減がやっぱり少し恥ずかしい。それはもう 千夜一夜-しとねのひめごと の時も思ったんだけど、でも、こういうこっぱずかしい感覚も楽しいんだよね、なんか私、色々な楽しみ方ができるようになってきた、BL漫画に置いて…。幾つになっても変化はあるものだなあとつくづく思うわ〜。
こういう作品も、今薄い作品が多い中では独特ですよね。岡田屋さんしかいないんだから、ぜひ応援したいです!

千の続き、絶対読みたい!

で、今回は子連れモノだったんだけど、子供がやっぱり凄く可愛くて、ぷくっと出てるお腹とほっぺが凄く可愛かった。ぎゅ〜っとしたい感じだった。
子連れの年上受ってやっぱいいなあ〜。前は子連れの話嫌いだったのにな、最近は凄く好きです。
それから絶対途中でロン毛を切っちゃうのはなんでなんだ…。いやまあ、坊主でもいいんですけど!

以下ネタばれます。


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千-長夜の契 * 岡田屋鉄蔵

これが、レーベルを見た事なかったので、BLなのかそうでないのかなんなのか…と迷い迷いしながらも結局購入しまして、ところがもうびっくりするほど、面白かったんです!!!
んもーさいっこうに面白かった!

ちゃんと男同士で色々やってましたし、恋もしてました。とにかく何でもいいから、男同士が恋愛かキスかセックスをしている話以外は読みたくないんです、はっきりきっぱり。
読み始めるときっと、面白ければ何でも読めると思うんだけど、読む切っ掛けっていうのがやっぱり、この中に男同士の恋愛かキスかセックスが描かれてあるんだ、と思うことしかなくて、それがあるかないかあるかないか…というのは常に一番気になるところで、もうそこを自分でもどうにもしようがないです私。

まあ読む前にはそんな事ばかり気にしているのですが、実際中味を読んでみると、何とも重く深くガッツリぐっさり来る内容でして、本当に凄く面白かったし、苦しかったし、悲しかったし、心に残る。毎日捲っては泣いてます。昨日も今日も読んでは苦しい気持ちになり、やりきれない思いになり、泣いた。

こういう、人間の業みたいなものを描いた時代物って、面白いですよねえ。
私はもう長い間BLしか読んでいないので、久しぶりにこういう内容のマンガ読んだなあと思って、ほんとありがたい気がした。
中学生高校生という多感な時期に、こういう感じの少女マンガをとにかく凄く読んだ記憶があります。
輪廻輪廻って、まあ輪廻って言葉が軸になったマンガどんだけ読んだか。不思議系で仏教系みたいなファンタジー大好きだったなあ。まあ今全然読まないけど…。でもその当時読んだものは自分のベースにはなっている、確実に。

さっきも書いたように、今私はBL…(男同士が恋愛かキスかセックスをしている内容のマンガ)しか読みたくないので、たぶんこれがどんなにいいマンガだったとしたって、表紙に女の人が描いてあったら読みません。どんなに面白いと言われても、どうしても読む気にならない。
なので、男同士というところを踏まえた上で、こういうの読ませてくれるのが凄くありがたいなあって、あくまで私は思う。

しかしほんとこの、岡田屋さん。今まで読んだ本、二冊しかないけど、そのどれよりもこの時代ものが嵌ってましたよ。まさにこれだ、これが岡田屋さんの世界なんじゃないだろうかと、まさにこれを描くためのこの画力であったのではないか…と、はーっと気付きました。まさに水を得た魚。だって本当に今までで一番違和感なく嵌っていた。
この中に出て来る盲目の千を見て、たぶん私は初めて岡田屋さんの絵に色気を感じた。そして剣豪の草薙を、本当にカッコいいと思った。暖かいと思った。
描かれている世界観に、マンガ力がピッタリ嵌ると、こんなにも説得力があるんだなあと…物凄く感動した。絵が私の好きなタイプではないだけに、余計にそう思いました。

ちなみにこれまでの岡田屋さん。→

千夜一夜-しとねのひめごと * 岡田屋鉄蔵
タンゴの男 * 岡田屋鉄蔵

内容は、契約した者の魂を喰って、その人の最後の願いをかなえる盲目の千という男と、剣豪の草薙という浪人とが、旅をしながら様々な業を背負った人間に会って、彼らの恨みや無念を晴らすというか、まあそんなような話でした。

以下ネタばれます。


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千夜一夜-しとねのひめごと * 岡田屋鉄蔵

うーん良かったです。タンゴの男よりはこっちのが好きです。タンゴのなんたるかは想像すらできないけど、痴情の縺れなら何となくもう少し身近ではある。
凄い泣いたんですけど、どこで泣いたか覚えていない。結構ズキズキくるどぎつい内容だったと思うんですけど、実は凄く美しく綺麗に純粋さが描かれていて、色んな軋みが納まりどころを見つけて納まってくれている…実際こんなに綺麗に行くだろうか…と思いもするんですが、葵の人生と苦しみを考えたら、この上なく綺麗な結末が用意されている事が、有り難く思えてもくる。
葵に、これまでの苦しい年月を忘れるくらいの甘い幸せを上げたい、と思ってしまうくらいには、葵という人にのめり込んで読めたような気はします。


以下ネタばれます。



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タンゴの男 * 岡田屋鉄蔵

雑誌の連載時に少し読んだ事があって内容は何となく知ってたつもりだったんだけど、その時既にあんまり好きじゃなかったので、今まで興味が沸かなかったんですが、一冊丸ごと読んだらまた違うかもしれないと思ってチャレンジしてみた。
なんか思ってたよりも全然読みやすかったです。もっと違和感あるかなあとか、もっと入り込めなくて冷めるかなあと思ってたんだけど、そんな冷める事もなく普通に面白く読めた。
それに、なんか違う。あたしが読んだのと内容が違う。こんな内容じゃなかった筈、おかしいおかしい大分書き直したのかなとか思いながら読んでいて、これは確かめねば!と思ったんですが、この間雑誌整理したばっかり。捨てちゃったかもしれないと思って慌てて探したら、捨ててなかった。
確認したところ、判明した。何作か読んでるんだけど、あたしが強烈に印象深かったのは、メロメロの一番最初に載っていたタンゴの男の一番最初の話で、それはこのコミックスには入ってない…!そういう事だったのか…。
なんかこの二人が既に付き合ってて、髭面の男が坊主頭のゴツイ男をガンガン掘っている話だったんですよ、で、全然こう、情緒がないというか…。一番初めにそれだったので、坊主頭のゴツイ男がノンケぶってて笑っちゃったんですよね、だってそれがこの話の最初の話で。
ヒロの生い立ちも、二人の馴れ初めも、その後から連載されたんですが、もう最初で興味を失ったので、その後はスルー気味でした。
あの話の二人の馴れ初めが、このコミックスになっているという事なんですね、意味が分かった。
このコミックスを一冊読むと、最初の話の印象も変わるかもしれない…と思ったけどまあ、あんま変わんなかった…。
しかし、ヒロの生い立ちや、このコミックスの書き下ろしのアンジーの若い頃の顔とか見ると、凄く深みが増してましたね、切なかったし、面白かったです。

ただ、あたしの中では、御託が筋肉に覆い尽くされてしまうというか…。何故なら筋肉質の男はタイプじゃないから。何事も、自分にとってのマイナス面のがより目に付いてしまう。
一話目もそうだったんですが、おまえは男の視線を物凄く集めるのに無防備だ!とか…アンジーがヒロを責める訳ですが、もう私がそれを理解できないのでちょっと可笑しいじゃないですか、いやいや集めないと思うしあたしは見ない。大体こんなゴリラみたいなデカイ男に無防備て。…と、いつの時も今生きている自分というものを捨てて漫画を読めない私は、自分が魅力を感じないものを、漫画の中で出てくる人が魅力的だと言っても、理解できない訳です。できないというかしようとしないんだろうな。
そうすると何もかもが、他所事なんですねえ…。
が、そういうちょっと滑稽だなあと思う部分を超えても、人間同士、どこか何かが強く結びつく瞬間ていうものは、垣間見えたような気がしました。

アンジーのこれまでの人生を知りたいなあとは思います。
どんな人生を送って、このような男になったのだろう。どんな風に育って、どうやって生きてきたら、このような男になるのだろう。その辺漫画になったとしたら、読んでみたいです。
で、メロメロの一番最初に載ってたタンゴの男は、コミックスになるのだろうか?



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