Archives by Month:
Archives by Category:

どこにもない国 * 草間さかえ

よかった!!
すっごいよかった、今回ここ最近の草間さんで一番よかった…!!
…って毎回言ってる気がするけども、いやほんとよかったんですよ〜!!

まずタイトルがいいですよねえ、『どこにもない国』。
それからこの表紙と。もう、否応なくイメージが湧き上がります、読む前から世界観が押し寄せてくるみたいです。

んで、戦時中の南方戦線の話なんですね…。
私はこの、南方戦線、という言葉を聞くだけで、胃の底が重くなるような気がして、苦しくてたまらないので、読み始めた時はこれどうしよう、逃げ場所があるだろうか…私の心の。
…と思って恐々読んでたんだけども、やっぱ草間さんだよなあ、逃げ場所はあった。
ちゃんとあった。
私の心の逃げ場所は、大抵の場合、恋愛感情なのです。
恋愛感情と、行き先です。二人の行き先が見えていると、凄く安心するし、読み方が見えた気がして、肩から力が抜けるんですね。
そういう逃げ場所が、ちゃんとあってよかったです。戦争モノは、逃げ場所がない気がするから…。

それから同時収録の短編も全部凄くよかったです、静かで色っぽくて、でも平穏な話ではないんです、凄く刺激的な話なんです。結構キツイ出来事だったり、際どいことが書いてあるにも関わらず、同じ静かなトーンで淡々と語られていて、全てを同じ色で塗りこめたみたいに、色合が一緒なんですよね。でも実際はその奥に、痛いことや辛いことがいっぱいあって、傷は明らかにそこに見えているんですよ。
静かだからこそ、深く響くんだろうなあと思います。言葉がなかったり、気持ちをカタチにしなかったりして、はっきりしたものがそこに見えないからこそ、心にスーッと入り込んでくるのかなあ…とか、色々考えました。

これはOPERAで連載してたものですね。
OPERAはいい話載せてるなあほんと…。

以下ネタばれます。


Read more...


拍手する
Catergory in [comics : か]草間さかえ comments(2) trackbacks(0)

王様のベッド * 草間さかえ

草間さんの本はやっぱり面白いなあ、凄くいい感じに纏まって面白いですよね、全然何も引っ掛かるところがなく面白い。
今回のは短編集だった事もあるのか、いつも草間さんの話は難解なのが多いんだけど今回のはすんなり分かりやすかったと思うし、あとCP的にも好きな感じのが多かったなあ。受攻を逆だったらいいのに〜…と感じるものがなかった。
…いや別にいつもないか。最近の草間さんの作品では95%くらいの割合で受攻には満足しているなあ。昔は結構ショタっぽいのとか、可愛くて若い子が受の話を描かれてたんだけど、最近そういやそういうのないですね、いつも大人が受で私的にはとても嬉しい。

しかしこのコミックス、薄い…。何かもう一つくらい収録できそうな薄さだよなー…。まあ、リブレは最近大抵薄いかー。

以下ネタばれます。


Read more...


拍手する
Catergory in [comics : か]草間さかえ comments(0) trackbacks(0)

イロメ2 ヌレル * 草間さかえ

『イロメ』の続きが纏まって書き下ろしつきでコミックスになりました!
これまで雑誌でちょびちょび読んだ事あったんですけど、纏まって嬉しいです。当然の事ながらとてもステキでした。『イロメ』は草間さんの本の中でも私相当好きな方で、収録作品も全部好きです。なんつってもメインの話が両方とも先生受ですから!
凄いステキな先生受の話たちで、その続きがしっかり描かれてて嬉しかったです。前回よりしっかり野田先生の人間性も描かれてたし、白川先生は以前より少し変わって前に進んだ気がします。

『イロメ』の感想はこちら→ イロメ * 草間さかえ

以下ネタばれます。


Read more...


拍手する
Catergory in [comics : か]草間さかえ comments(0) trackbacks(0)

真昼の恋 * 草間さかえ

良かった〜!今年草間さん3冊出されて凄い。全部面白かったけど、今回のは地下鉄の犬と同じくらい好きかも。

この漂う空気感なんなんだろうね、凄いですよね。草間さんのマンガって気持ちの些細なところが淡々と描いてあって、それって凄く地味な出来事だったり、地味な描かれ方だったりするし、お話的にも何か大事件が起こるという訳でもないですよね。でも、その些細な感情の機微を積み重ねるように読んでいくうちに、いつのまにか深く心にしみこんでますよね。何だかとても感じ入るところがありますよね。本当にいい漫画だなあと思う。
こういうアプローチもほんと草間さん独特だと思うんですけど、この地味さで、この草間さんの人気って、ある意味で凄いと思う。絵も個性的で、客観的に見ると万人受けする絵柄じゃないと思うんですよね。なのにやっぱり草間さんは大人気じゃないですか。多くの人の心にも、やっぱ染み入るって事ですよね。

そんで今回の本も、キュンっと来るというよりは、しみじみよかったです。泣くほど気持ちを揺さぶられるという事はなかったんだけど、とにかく静かな恋模様がとてもよくて、何だか凄く満足したし、凄く好きでした。面白かった。

以下ネタばれます。


Read more...


拍手する
Catergory in [comics : か]草間さかえ comments(0) trackbacks(0)

地下鉄の犬 * 草間さかえ

やっとー……。長かった。手に入れるまで長かった。けどずっと欠品状態だったので〜…。
やっと読めた。そして……最高によかった!!!
よかった〜いいお話だった〜…なんだろう、こういうぐっと来るマンガ読むときの、動悸…。ドクドク言いますよ、ドクドクして胸が熱くなってズキってなって涙になって出てくる…。激しい感情が体にはっきり表れてくるんですよね、すごいよね心って!

そんな風に心の凄さにまで思い至るくらいに、ぐわーっと何か胸に迫るものがあった、ぐわーっと来るんですけど描かれているのはとてもじっくりじんわり進む恋愛の話で、本当に凄くよかったです。

以下ネタばれます。


Read more...


拍手する
Catergory in [comics : か]草間さかえ comments(4) trackbacks(0)

はつこいの死霊 * 草間さかえ

何かの記事を書き直そうとずーっと本棚とにらめっこしておったのですが、これに白羽の矢が立ちました。凄い好きなんですけど、ちゃんと感想書いてなかったので書き直します。

『はつこいの死霊』って、何だか不気味なタイトルですよね。こんな内容が詰まっているとは思わない。
が、この話は劇的に面白かったです。
草間さんって本当にちょっと、物語を読み解くのが凄く難しいじゃないですか…?説明が少なく台詞も少なく、独特な画面からいろんなことを読み取らないといけなくて、それを別に読み取らなくても物語を感じる事はできるけど、「ああそうか!」って、隠してある答えみたいなものに気付くと、ぐっとお話も深くなる。草間さんのマンガ、私大抵一回では読み取れません。読み取れなくても面白いけど、気付かなくて読み飛ばしている部分がいっぱいあって、何回も読み返しているうちに、ああこれってこういいうことか!って気付くことが多い。…まるで謎解きみたいなマンガだと思うんですけど…こういうの、パッと理解できる人もいるんだろうなあ。私は凄く、草間さんを理解するの時間掛かるんだけど。
このはつこいの死霊も、もう何度も何度も読み返して、一番初めに読んでから随分時間がたった後に、なるほどこういうことか!って気付いたことがたくさんあった気がします。
とりあえず今は、この話を分かっていると思う。…が、説明できるほど分かっているのかと言われたら、あんま自信ないけど。

以下ネタばれます。


Read more...


拍手する
Catergory in [comics : か]草間さかえ comments(0) -
with Ajax Amazon