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嫁に来ないか〜漁師の嫁〜 * 新也美樹

なんとあの名作、新也さんを一躍有名にした『嫁に来ないか』シリーズに続編が??という情報を見た時からワクワクしていたこの本でした。しかもサブタイトル〜漁師の嫁〜って…!
一体どんなはちゃめちゃなことになっているのだろう、と半笑いで読み始めたのですが、いや〜相変わらずバカバカしくて楽しかった〜。

農家の嫁と漁師の嫁と二作品入ってて、どっちも面白かったですけども、若干農家の嫁のがキュンとした。いや、新也さんのいいとこは勿論バカバカしいとこでもあるけども、割といじらしい感情を描かれるってとこがいいんじゃないかと思うんですよ。この嫁シリーズはギャグ方面強いけども、恋愛に重点置いてる話はどれも結構キュンとしますよね?私、うちのダーリンシリーズとか大好きだもん〜。
ちなみに一番オススメは『うちのダーリン英国紳士』です。これ私、キュンキュンしすぎて泣いちゃいます。クリスの可愛さ半端ない。

えーとそれは置いといて嫁シリーズ。
…漁師のほうには笑ったよね…ふんどし気合入りすぎですよね。

以下ネタばれます。


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雫 花びら 林檎の香り 3 * 川唯東子

巻を増すごとに面白くなってく感じがするこのお話。今回もすーっっごい満足して読み終えました、あ〜面白かった。
3巻になって、二人は大して波風も立たない安定した恋人同士で、何も事件が起きるわけでもなく、ただ恋人同士の日常を過ごしているに過ぎないのに、それにマンネリを感じず、やけに楽しく、たまにキュンとしながら読めるっていうのはどういうことなんだろうなあ。
榛名は相変わらずだし、中川の方が前よりも甘くなっている分、今までよりももっともっと何も起こらないんですよね。何も起こらないっていうのは、二人の恋人としての関係が動かないって意味で。
個々には色々あったとしても、二人の関係はとにかくずっしり落ち着いてて、ただただイチャイチャしている。イチャイチャしているだけなのに、全然物足りなくないんですよ。物凄く足りている、十分足りている、有り余るほど貰ったよありがとう!!

この雰囲気…この一冊を、全くマンネリに感じないっていうのはやっぱ、読めば読むほど唸らせられる、この生々しい恋人っぽさなんだよね。
私、こんなにも"恋人らしい恋人"を、BLで読むことがあっただろうかって、川唯さんのマンガを読むと考えさせられるんですよね。この話だけじゃなくて、全般的に。特にここ数年の川唯さんですけども…凄くナチュラルにいちゃついてる。
マンガで読む恋人同士のいちゃつきって、ちょっとロマンチックに過ぎたりとか、やっぱりマンガの域を出ないのが多いと思わないですか?くっさいセリフの応酬だったりとかさ、逆にあまりにもいちゃつかない恋人同士だったりとか…なんつうんだろうな、あんまりナマ感はないと思うんですよ。
勿論、そのナマ感を求めている人と、求めてない人がいるっていうのは分かっているんだけども、私はたまにはこういうナマ感ってあってもいいと思うんですよね。っていうか、好きなんですよね、生々しいのが。

私、この中川と榛名を見ているとね、とても人様には見せられない恋人同士だけの…或いは夫婦の間だけの、いちゃつく時間…っていうのかな、そういうの感じるんですよね。
だって、人には言わないだけで、みんな結構家では恋人といちゃついてるでしょ?きゃっきゃゆってるでしょ?今は冷めてしまった…って人も、昔はいちゃついてたりしたでしょ?
そういうのって、自分たちだけの世界やルールがあって、それを他人が見たらほんっと鼻白むというか、まあバカバカしいようなもんだと思うんだけど、その恋人同士の日常を隠し見ているみたいな、そういう本物臭さを感じるんですよね〜。

で、そういう本物臭さ…を、まさかBLで感じる…なんて事は、やっぱりとても珍しいと思う。
そういう意味で、私はこの川唯さんっていう作家さんは、とても稀有な存在だと思います。こういう雰囲気を出せる人っていうのは、やっぱそう多くはないと思うからです。

日常を読んでいるだけでこんなにも満たされてしまった…。
私、別にそんなにせつない訳でも悲しいわけでもないし、取り立ててキュン痛が激しかったわけでもないのに、何故かずーっと泣きながら読んでたんですよね。
ほんと、どこにそんなに泣くんだろ。どこって言うよりももう、全体的に。じわじわじわじわ、この可愛らしさというか…可愛いとしか言いようがないのがもどかしいんだけど、榛名のいじらしさですよねえ、この素直さ。これにやられちゃうんだろうなあ、えらい泣いて読んでしまった。泣くような話じゃないと思うんだけど……あんまりにも、恋心が、愛おしくて。

ああ、また前置きが長くなっちゃった、もう疲れたけどこれから詳しく感想です。
以下ネタばれます。


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6月CHECK!!

08 死生獄門 琥狗ハヤテ 海王社
08 だって遊びでしょ? 志々藤からり
08 loveholic 〜恋愛中毒〜(新装版)1 川唯東子 リブレ
08 loveholic 〜恋愛中毒〜(新装版)2 川唯東子 リブレ
08 ラブ・ミー・ベイベー 笹村剛 リブレ
12 6つ年上のくちびる 鳥海よう子 オークラ
15 野ばらと恋のはじまり 松下キック 一迅社
25 恋する丸メガネ ケビン小峰 東京漫画社
27 ひみつのセフレちゃん 〜恋人編〜 ヤマヲミ リブレ
28 社内恋愛につきまして 高井戸あけみ 芳文社
28 トンガリ愛好家 柚摩サトル 芳文社
30 嘘のち本音、ところにより恋 印東サク 新書館
30 くちづけは虹の上で カキネ 新書館


【文庫】
01 悪い男は飼い馴らせない 成宮ゆり/桜城やや 角川
08 恋惑星にようこそ 砂原糖子/南野ましろ 新書館
08 ポケットに虹のかけら 久我有加/陵クミコ
27 天涯行き(仮) 凪良ゆう/高久尚子 徳間


【CD】
27 ドラマCD ひみつのセフレちゃん ひみつのEROセット(初回限定盤) リブレ
27 ドラマCD ひみつのセフレちゃん(通常盤) リブレ






砂原さん新刊!もう当分出ないような気が勝手にしてたので嬉しい〜!それに挿絵がましろさん…。どうしよう、この黄金コラボ。15cm〜とかめちゃくちゃかわいいもんね!あ〜楽しみ!
あと川唯さんのloveholicはとうとう新装版出るんだ…。私これ、古本で集めたんですよねえ、2巻とか結構探して。なのでやっぱ新装版欲しい、新しいのが欲しいから。2巻はまだ感想書いてなかったんだけど、あれはちょっと悲しかったな、凄い泣いたんだった…。新装版を買ってその機会に感想を書きたいな。

後は凄いのが凪良さん。新刊出しまくってるじゃないですか〜!追いつかないよ〜!凄い嬉しいけど!

あとは勘で幾つかめぼしいものをピックアップしときました。
あ、高井戸さんが出る!嬉しい!





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この気持ちわかってよ * 村上左知

左知さんのお名前をこの花音コミックスで見るのって新鮮だな〜。花音では一冊目なんだって。
中身は相変わらずの左知さんテイスト。で、私大好きなんだよな〜…。

これほんと、毎回同じこと言ってるけど、ここがこんな風にいいから読んでーーー!!
…って、物凄く言いにくいテイストなんですよねえ。物凄く単調というか単純な作風ではあると思うし…。
けど、左知さんのマンガって、絶対キュンと来るんですよ。深くなくても、内容がありがちでも、単純でも、まるでどこでも読めそうな作風でも、しかしキュンと来させるだけのものはこの中にあるんだと思うんです。そんでそんだけのものがあるって言うのは、それだけでももらえるって言う事は、十分価値があるというか、十分マンガとして面白いって言えると思うんですよね。
逆に言えば、たったこれだけのもので、こんなにキュンと来させるなんて凄くないですか?
お話も単純でさらっとしてて、大体いつも似てるし。だけど、それでもこんなに可愛い。毎回私、ちょっと泣いちゃいます、可愛くていじらしくって、キュンっとして。

だから私、いっつも読むたび不思議なんですよね。
この左知さんの魅力をどう書けばよいのだろう…と凄く悩む。どう書けばいいのだろう、と思わなければ面白い〜!で済むのかもしれないけども、感想書こうと思っているので、余計な理屈を付け足しで考えてしまう…っていうのは、残念な事なのかも…。
このブログやってる限りはそういう脳みそから逃れられないけど。

いや違うな。ブログをやってようとやっていまいと、私は何故どこがどのように面白いのか、というのをとても考えてしまう性分ではあった。

という、いつも何がどう面白いのだろう…と説明に苦しんでしまう左知さんの新刊でした。
が、面白かった。

以下ネタばれます。


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成長痛 * 梶ヶ谷ミチル

ちょっとこれ……すーっっっごい!!よかったーーーー!!!すっごいよかった!すっごいよかった!
梶ヶ谷さんはこれ二冊目で、一冊目が嫌いじゃなかったけど色々引っ掛かるところや不自然なところも結構あり、だけど瞬間瞬間とてもよくてキュンとしたので今後に期待!…というような感想だったと思います。
これです。→ 放課後の不純 * 梶ヶ谷ミチル

キュンとくるような、何か印象的なものはあったので、二冊目も必ず買ってみようと思ってました。
で、出たこの二冊目ですが。
よかった〜…。

特別な事が描いてあるわけじゃないんですね、とても"普通"なんですよ。
当たり前の恋愛の話なんですよ。だけど、ここに流れる恋心に少しも疑問がないというのがとにかく凄い。生まれて育まれる恋心とか、少年が成長して行く様とか、二人の間に流れる気持ちの変化とか…恋模様、これに全く疑問がないんですよ、恐ろしく自然に、恋心が流れている。
なんで?とか、どうして?とか、おかしくない?…とか、思う隙間が全然ないんですよね。十代の少年たちの、出会いから成長して恋人になるまでとにかく丁寧に、心の軌跡を辿ってあるんですけどもね、なんつうかな、もう全然要らないことがないんですよね。全然無駄がない。でも描きすぎていないから、鬱陶しくもないし、暑苦しくもない。
ただ、いじらしく瑞々しく、初々しい恋心だけが凄くシンプルに描かれているんですね、当たり前に成長し、当たり前に悩んで、当たり前に擦れ違って…臆病になったりとか、好きで好きで苦しいと思ったりとか、嫉妬したりとか、寂しいと思ったりとか。人を好きになる気持ちの、危うさや心細さや、だけどいじらしさみたいなものが、さらりと描かれてましたよ。さらり、ですよ。
私ほんと、素晴らしいと思った、こんなにも瑞々しく、こんなにも初々しく、嘘くささがなく、でも暑苦しさもなく。
まるで普通の事のように、当たり前の事のように、男の子同士が恋をする様が描かれていて…まさに原点。
これだよ。
これですよ、恋とは!

これ高校生同士で一応一つ年下の子が攻です。年上受です。滅多に会えない遠距離で、一生懸命に恋をするんですよね〜。
とっっっっても、よかった!!

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さよなら、愛しのマイフレンド 1 * エンゾウ

エンゾウさん二冊目ですね、一冊目も私読んで感想も書いてるはず。きっとこのブログのどこかにあるはず。
しかし今回のこの本、表紙がいいですよねえ!
これは今年度の表紙大賞の上位に来るのではなかろうか。色の雰囲気と、男の表情がとてもいいです。
この表紙じゃなければもしかして手に取ってなかったかもしれないなあ。エンゾウさんのデビュー作、割とよかったような気がするけども…。

ところでこれ、一巻だって気付いてましたか?続き物なんですよ〜。よく見たら薄っすらとピンクの字で巻数表示が…。友達たちがワザとか…?って言ってた意味が分かった。これ気付かないよね。

内容も結構面白かったですけども、続きを読んでみないと何とも言えないかな。
テイスト的には、私あんまり好きな感じじゃないんですよね、ベタイの好きだけど、好きなベタさと苦手なベタさがあって、これあんまり好きじゃないベタさなんですよ、うまく言えないけど、何となく二次っぽいセリフ回しっていうか、二次っぽいキャラっていうか…そういうのが。
だけどまあ、そういうのってストーリーによりカバーできると思うんですよ、それでもよい恋愛が描かれていれば面白く読める。まさにそれが、今後のストーリーと持って行き方に掛かってると思うなあ。
なので、2巻出てどう思うか、ですね。

ただ、この人の描く男の顔が凄く好きだったな〜。
セリフはいやなんだけど、表情でちょいちょい絆されてしまう。顔がだいぶフォローしてくれたなあ。
あと受攻、逆だとずっと思いこんでたので途中で驚いた…。

以下ネタばれます。


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先生のクセに * 藤本ハルキ

藤本ハルキさんの本が麗人から出るっていうのが新鮮ですよね〜。
そんで今回、これ表紙がとてもいいですね!タイトルも先生のクセに…って、先生受臭がぷんぷんしております。

藤本さん圧倒的に短編が多いんですけども、今回の短編集、最近では一番好きだったかな。
いつもと何が違うのかと言われたら何が違うかさっぱり分からないのですが、何か違うとしたら私のコンディションが違うんだろうと思います、とても面白かったです〜!

しかし表題作の先生受、もうちょっと読みたかったなあ。
短いのが残念でした。…と言っちゃうと全て短いからもうちょっとこの先が読みたいって思うのばっかりなんだけど、でも真面目で不器用な受たちが地味に傷ついたりしている様が、続きがなくてもこれだけでも、やっぱり好きなんだよなあ。

以下ネタばれます。


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Catergory in [comics]藤本ハルキ comments(0) -
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